2006年07月14日

スティーブンキング作品の、本当は怖いおじいさん

 スティーブンキングの映画には、たまに怖いおじいさんが出てくる。

 見た目は、人の良さそうなおじいさん。にこりと笑うと、子供が寄ってきそうなおじいさん。

 笑顔のウラで、パズルのピースをひとつひとつはめ込むように、人々を恐ろしいワナにかける。気がつくと逃れようのない、恐ろしい蟻地獄にはまっているというワケだ。最後まで怒鳴ったりしない。急いだりしない。にこにこしたままでチェックメイトだ。

 そんな怖いおじいさん。大人の怖さとはそういうもんなんだと思う。私は、深い怖さのあるおじいさん役者が好きだ。

 で、最近メジャーな映画で見たおじいさん役者が、スティーブンキング作品で見たような気がしてならないので調べてみた。

 ダヴィンチ・コードに出てくる、リー。トム・ハンクス演じるラングドン教授を助け、その後のストーリーにも深く関わってくる年老いた金持ちだ。屋敷の入り口で、ラングドン教授が本物かどうか確かめるために、インターホンごしに3つの質問をする。

 ものすごい迫力。質問してるだけなのに。ものすごい緊張感。誤った答えを選択すれば、命を取られそうな雰囲気が漂うシーンだった。

 この役者の名前は、イアン・マッケラン。スティーブンキング作品では、「ゴールデンボーイ」に出演している。少年に弱みを握られ、軍服を着てその場足踏みをしろ、祖父のフリをして教師を言いくるめろ、などしたい放題に命令される。10対0。完全不利な状況から、パズルを一つ一つはめ込むように、じわじわと立場を逆転していくのだ。その課程がものすごく恐い。

 他には、ロードオブザリングの偉大な魔法使いガンダルフ、X-MENの磁力を操るミュータント・マグニートなど、なかなかシブい役が多い。

 もうひとり気になるおじいさん役者は、実写版ハイジのおじいさん。過去に、2,3人殺してそうな迫力が、「オンジ」にぴったりのおじいさん役者だ。

 この人の名前は、マックフ・フォン・シドー。スティーブン・キング作品では、「ニードフルシングス」で古物商を演じている。人々の、昔なくした思い出の品を何故か販売している店では、代金を支払う代わりに「ちょっとした用事」を頼まれる。その品を手に入れることを考えれば、なんてことのない用事だ。古物商は、色んな人に代金代わりの「用事」を頼む。その用事がまさに、パズルのピース。全てのピースがそろったとき、恐るべき目的が明らかになっていくのだ。

 昔なくした思い出を人々が取り返していくといういい話かと思ったら、途中からめちゃめちゃ怖い話になっている。

 他には、エクソシストの神父役が有名なようだ。

 今後も怖いおじいさん俳優を応援しつつ、今回の日記を終わる。



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Posted by kabuki at 2006年07月14日 04:56
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