全力HP > 冒険 > 特別企画・仏友会たけながさんとの対談

仏友会 たけながさんのご紹介

信じられない軽装備で国内を行く、無茶な自転車旅行日記「9349」を自サイトにて連載中。仏友会というおごそかなサイト名にマッチした、仏像、神社の鳥居、聖書などを独自の視点で扱ったコンテンツやお笑いをテーマとしたコンテンツあり。


お互いちょっと変わった自転車旅行をやってるんで、色々語り合ってみようというコーナーです。最初はメールでやりとりしてましたが、もったいないからコンテンツ化しようと言い出したのは私です。わっはっは。たけながさんはテンション低く、いや、しぶしぶ、いやいやいや、快く了承してくれました。本当です。感謝です。

では、早速いきます。最初のテーマはこちら。

ブロンプトン

※イギリスの自転車メーカー・ブロンプトン社の折りたたみ自転車。縦にたためるのが特徴で非常に小さくなる。高価なイギリス版とやや廉価(それでも7万だよ!)な台湾版がある。
仏友会たけながさんのコメント
 俺がブロンプトンを買ったのは、折りたたみ自転車の旅っていいなあ、って感じでぼんやりしてたんですね。

 1999年の3月です。
 当時の日記によると、こう。

<(新宿の)ハンズへ。折りたたみ自転車を見る。4台あった。1台はトレンクル。6、5キロと超軽量だが17万。もう1台は変速がついているがそのぶんたたんだ時がでかい。あと2台はおなじようなもので、29800と68000。298のほうがちょっと収納時大きい感じ。68のほうは色合いもいいかんじでどうもみたかんじ荷台がついてそうなのだ。ほんと荷台がないと全荷物を背負わねばならぬと思っていたので荷台の有る折りたたみ自転車の存在に感謝。たぶんこれだな、と思った。でも六万円しかもっていなくて、まだ買ってません。29日に買おうかな。というか、変速機もないタイヤのちっちゃい自転車で250キロ走れるんだろうか。山道。だんだん面白くなってきたぞ。>

 ブロンプトンの名前も知りませんでした。
 当時はオフラインだったので、名前を検索するということもせず。

 んで29日に買ったんです。買ってから変速機がついていたこと
に気づきました。

 で、先月くらいに知りましたけど、英国製のは値段が倍くらいするんだそうですね。俺のは台湾製でしょう。
 で、台湾製はブレーキのききがわるい、ということになっているそうです。

http://www.loro.co.jp/p-usfold.html#karakuchi

 ここにも書いてありますね。ちょっとほしいかも、辛口ブレーキ。

 かぶきさんはブロンプトンをどう知ったんですか?

 となげかけておいて、ではまた。

 たけながでした。
全力HP かぶきのコメント
私がブロンプトンにたどり着いたのはこんな感じですね。

                       ※ ※ ※

2002年夏。当時、なんか面白いことはないかと常に思っていた私は、自転車に数時間乗って知らないとこに行っては適当なところでメシを食って帰ってくるということを繰り返していた。自転車は安く買ったママチャリだった。

が、自転車で行けるような範囲は決まっており、だんだん新鮮味がなくなってきた。当たり前の話だが、行きに通った道を帰りにも通ることになる。これが苦痛だった。ペース配分が苦手な私は全力で目的地にたどり着いてはその時点で既にエネルギーを使い果たし、もう帰るのやだという状態になっていたのだ。

さらに私は考えた。なんかいい方法はないかと。インターネットで色々調べて輪行という方法があることを知った。自転車を電車に載せて移動するという方法だ。これなら行き先で力尽きたとしても、電車でひょいと帰ってこれる。けど、電車にあんなでかい自転車乗せるの恥ずかしそうだなあ。さらに調べる。

どうも普通のママチャリは載せられない…というか、載せようとした人が見当たらないので少なくとも一般的ではないらしい。サイクリング車というかロード車をバラして輪行している写真がたくさん見つかった。変わったヘルメットをかぶって、ド派手な服を着て、ものすごい勢いで自転車旅行する人々の姿。私はもうちょっとライト感覚で遠出したかった。つまみ食い感覚とでも言おうか、おいしいとこだけポリポリッと食いたいのだ。

そして、折りたたみ自転車で輪行しているサイトをいくつか見つけた。その手があったか!何の用があって折りたたむんだと思っていた折りたたみ自転車の存在意義がようやくわかったような気がした瞬間だった。折りたたみ自転車について調べ始める。

でかい自転車を持って電車に乗るのが恥ずかしいという理由で、なるべく小さいのがいいなと思っていた。2万円くらいのやつないかな。あるにはあったが、どれもこれもでかい。せっかく折りたたんでそのでかさはなんだ。徐々に予算をあげていき、ブロンプトンにたどりつく。廉価版の台湾バージョンで7万ちょっと。なんだその値段。自転車じゃねーよと思ったが、調べれば調べるほど、その値段に納得してしまった。

そして、ブロンプトンで輪行している人のページを見つけたのがきっかけで、その週末、自転車屋「フレンド商会」にレッドのブロンプトンを買いに行ったのだ。そのページというのが、軽装備で無茶な自転車旅行をする人の旅日記、「9349」、だった。

                       ※ ※ ※

レッドのブロンプトンは今も私と共にあります。ブレーキはゆるゆるですね。前輪ブレーキが特にやる気がないくらいゆるゆるです。おかげさまで、見通しの悪い急な坂は自転車を降りて歩くというくせがつきました。たけながさんの教えてくれた辛口ブレーキでもつけなきゃ、ほんと危ないですね。

という訳で、次のテーマは「坂」でどうですか、たけながさん。

冒険コーナーへ

全力HPホームへ