怖い話

最近暑くなってきたので、そろそろTV等でも怪談特集をやるころだろう。
こういうのがやっていると、結構見てしまう。
今日珍しく買ったパソコン雑誌にも怪談を集めたホームページが紹介されていたので、
1時間ほど見てしまった。URLをここに書いてもいいのかな?
まあ、怒られたら謝ればいいか。
http://www2.osk.3web/ne.jp/~ynari/ghost/ghost.htm

ここに限らず、検索エンジンで「怪談」とやれば、結構でてきそうである。
あまり心霊写真とかは見たくないが・・。

ところで私にも「後で思い返してみれば、ちょっと怖いかも知れない話」がある。
大学の夏休みの頃である。
5軒ほど先のおじさんが首を吊って亡くなった。
面識もなかったし、色々あったんだろう、ということで、あまり気にとめていなかったが、
その日から一週間ほどして、ちょっと不思議なことが起こった。
金曜の夜、私はいい歳をして、ファミコンのゼルダの伝説を夜通しやっていた。
このころ、私はまだ大阪の実家に住んでいた。家の後ろは竹林及び河原、前は池という
なかなか情緒のある環境である。
夜明け5時ごろ、河原から変な音が聞こえてくる。河原を誰かがあるいている音だ。
しかも、まるで下駄で歩いているような派手な音である。がんがらごろごろ、がんがらごろごろ、である。
そして笛の音が聞こえた。この笛の音も、例えるならこんな感じだった。
「小学生の上下着脱可能の笛:リコーダーを、上の部分だけで無造作に吹いているような音」

うるさいぞ、こんな明け方から変な音だすな。誰だ一体。
窓をあけて河原を見た。夜は明けかけているが、まだちょっと薄暗い。
誰も居ないようだった。音だけは聞こえている。
ふと、亡くなったおじさんのことを思い出し、ここで何かを見つけてしまってはいけない、と思った。
窓を閉め、その場は寝てしまった。
その後、暇な学生である私は(平日はそれなりにバイトもしていたが)金曜の夜はいつも
夜通しゲームをやっていた。いつも同じ時間に下駄と笛の音が聞こえる。
夏休みも終わりに近づき、最初に音を聞いてから1ヶ月半くらいたったころ、その音は
聞こえなくなっていた。
後で母に聞いてみると、例のおじさんは、明け方・・5時ごろになくなったらしい。
休みの日は下駄で散歩するのが好きで、趣味で尺八を吹いていたという。
また、音が聞こえなくなった頃が、ちょうど49日だったということだ。

という訳で、実害はなかったのだが、ちょっと不思議な経験だった。
実は近所の子供が笛の練習をしてただけ、というオチでもあれば、ちょっとはすっきりするのだが。
今思えば、音がしたときに河原をしっかり探してみればよかったとも思うが、やめといてよかったような気もする。
まあ、はっきり言える事は・・怖い話は人から聞くだけで十分!ということだ。




 


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