近くのコンビニ

以前、臭いコンビニを紹介したが、今回は私がメインで利用している近くのコンビニを紹介しよう。
私の住むマンションの隣にコンビニがある。
Dイリーストア系列の店で、小奇麗。酒は置いてないが、煙草がおいてあり、なかなか重宝する。

このコンビニは、以下の店員で構成されているようだ。
1)がんこ顔のおっさん
2)カマっぽい兄ちゃん(目がね着用)
3)おとなしそうな姉ちゃん(目がね着用)
その他、主に休みの日に「ゲラゲラ笑うおばちゃん」「疑り深そうなばあちゃん」が出現するようだ。

がんこ顔のおっさんの顔は例えるなら、殴られた直後のブルドッグだ。
私もブルドッグが殴られているところは見たことがないが、イメージだ、イメージ。
態度も無愛想で、見たまんま、といったところだ。
だが、驚くべき技を持っている。
レジの処理が異常に速いのだ。
このおっさんがレジを打っていて、2人以上の行列が出来ているのを見たことがない。
無愛想なのを差し引いても大したものである。感心。
あと、踊るように動くというのも特筆すべきだろう。

カマっぽい兄ちゃんは、愛想も普通、レジスピードも普通なのだが、他のコンビニでは味わえない技を
持っている。
私は弁当を買って、温めますか?と聞かれても、「いえ、結構です」と99%くらいの確立で言う。
なぜなら、帰ってもすぐに食べないことが多いからだ。
この兄ちゃんに対して、30回目くらいの「いえ、結構」を言ったあたりであろうか。
「あ、弁当は温めなくて良かったんでしたっけ?」
機械的な店員ばかりの中、大した物である。
彼は、冷めきった人々の心を温めるために今日も日夜がんばっているのだ。
と、いうほどのことでもないが。

最後のおとなしそうな姉ちゃんは、愛想も並、レジスピードも並、で毎回「温めますか?」と聞いてくる。
割と普通の人である。
だが、一度だけ不可解なことがあった。
「温めますか?」と聞かれて、「いえ、結構です」と答えた瞬間。
レジを打つ彼女の手は止まった。ちょっとうつむいて、恥ずかしそうな顔をしている。
ちょっと待て。私はただ、「いえ、結構です」と言っただけである。
「うん! チンして! チン! チン!」
と言っていたら、この反応はかなり納得できるのだが。
いや、こんなことを言ったら、白い目で見られるか、「はは・・。」と呆れ笑いをされるのがオチか・・。
とすると、何かの聞き間違いだったのだろうか。
なあなあ、何と聞き間違えたん? なあなあ。
と聞いてみたかったが、ちょっと変態っぽいのでやめておいた。未だに謎である。
が、不可解なことは、その件だけで、あとは何事もない。私の中では単なる普通の人である。

という訳で、トータル的にはかなり気に入っている。近いし。
ちょっと遠かったら、わざわざ行くかというと・・ど、どうだろう。

ま、今後ともお世話になります、ということで、今回の日記を終わる。


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