年賀状

年末ともなると、私も人並みに忙しくなるらしく、ここしばらくHPの更新が出来なかった。
いや、そんな言い訳は通用するまい。
数少ない全力HP読者の方、大変申し訳ない。

それはさておき、年賀状の季節だ。
いつも12月上旬あたりには、それはもう素晴らしい年賀状を書いて、
皆を感心させてやろうという野望に満ち溢れているのだが、なぜか徐々に
テンションが下がっていき、気がつくと新年を迎えていたりして、
届いた年賀状に対してのみ、
「あけましておめでとうございます。今年もよろしくおねがいします。」
という味もそっけもない年賀状を書いていたりするのだ。
ちなみに、年賀状はコンビニに売っている、裏に絵が印刷されているやつを使う。
おそらく、受け取った人には何の印象も与えていないことであろう。

という訳で、私は今まで特にすごい年賀状を書いたことはないが、
思い出に残る年賀状を紹介しよう。

1)シンプルかつ、なんとなく芸術のニオイがする年賀状。
はがきの真中に「新春」と小さな字で書いてある年賀状。
これはインパクトがあった。
ただ、会社の上司等に出すと洒落が理解してもらえないかも知れない。

2)ぎっしり字が書いてある年賀状。
とにかく、裏にも表にも字がびっしり書いてある。
それも理路整然と書いてあるのではなく、まるで広告のうらに書いた子供の落書きのような無秩序ぶり。
とにかく思いついたことが書いてあり、
「わー、この年賀状、郵便配達の兄ちゃんに見られたら恥ずかしいなー」
とか書いてあった。その通りだと思う。
似たような落書き年賀状がもう一通届いているな、と思ったら差し出し人が同じで、
落書きの続きが書いてあった。

3)本人が書いたと思われる、中途半端なうまさのアニメ絵(おそらくPC使用)が描いてある年賀状。
思いきりうまいか、いっそ思いきりヘタなら味があって良かったかも知れない。
年明けに感想を求められ、
「き、きれいやったわ。色が…」
と中途半端な誉め方をした覚えがある。

4)謎のメッセージが含まれる年賀状。
通常の年賀状の文句に混じって、「お前はどこですか?」と謎のメッセージが書いてあった。
年明けに意味を聞くと「あー、あれ? 頭の中に思いついたことをそのまま書いた」ということだった。
ニセ詩人か?
ちなみにそいつは目のパッチリしたやつだったので、
「大目玉。」という謎の…謎でもないが…メッセージを年賀状に混入して送ったら、ちょっとムッとしていた。

5)別の意味でインパクトがあった年賀状。
私の本名には「和」という字が含まれるのだが、これを「私」と書き間違えていた年賀状。
年明けに指摘したが、次の年の年賀状もやっぱり「私」と書き間違えたらしく、
無理やり「和」になおした形跡があった。
さらに次の年には、また「私」になっていた。
日常で、よっぽど「私」という字を書きなれているんだろうな、と思った。

なんだか、会社の人に聞いてもイモ版を作ったり、一生懸命絵を描いてプリントゴッコしたりして色々苦労しているようだ。
私も見習わなければ。
ちなみに今年の私は、デジカメプリンタ(プリクラシールが作れる)を活用して、
どっかからパクッてきた雪山に、ローマ字で自分の名前を書いた絵をシールにして
年賀状に貼った。

来年こそは…といつも思っているが、一度感心されるような芸術的な年賀状を作ってやろうと思う。
今年はもうプリクラで出すことに決めた。
だって、めんどくさ…いや、時間がなかったし。
ちょっと言い訳をしたところで、今回の日記を終わる。


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