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Bryce6製品情報

 Bryce6は、古くから歴史のある景観ソフト。

 無限の地平と空の空間に、海、雲、地面、山や丘などの地形、木、岩、球や円柱などの基本形状を設置し、ライトその他の設定を施せば美しい景色を作ることができる。

 しかし、操作は直感的とは言い難く、慣れが必要である。

製品情報

 現在は、DAZから英語版のみ発売されている。(ダウンロード販売)

  • Bryce6本体 $99.95。 プラチナクラブ 会員限定でものすごく安くなっていることもある。
  • Bryce 6 Bonus Pack 追加データ。マテリアル(材質)データ135種類と、空データ111種類がパックになっている。絶対必要という訳ではない。
  • Bryce Masters Series 超リアルな景観セット。種類はまだ少ないが、手っ取り早く風景をゲットしたい場合はこれを。

 ※購入方法は、DAZで買い物をするを参照して下さい。

参考書情報

 Bryceは参考書がほとんどない。下記はバージョン5を対象にしたものだが、バージョン5と6では操作方法がほとんど同じなため、参考になると思う。

  • Bryce World Studio 初心者向けBryce解説本。いくつか出ているBryce関連書籍でもっとも新しい(2002年出版)。 大規模な本屋でたまにみかける。
  • Bryce5 Visual HandBook PDF形式で販売されているBryce解説情報。ベクター経由で販売されていて、情報量も充実している。

Bryce用無料データ

Bryce情報サイト

  • Bryce 5 例文辞典 「舞い散る落ち葉」「ガミラス星を作る」などユニークなチュートリアルに加え、Bryceの基本技、小技が多数。

Poserと連携するメリット

 PoserがBryce6と連携するメリットは以下の通り。

  • 複数のパソコンをLAN接続して使っている場合、複数パソコンで1枚の絵をレンダリングする「ネットワークレンダリング」が可能。(Bryce Lightning) 
  • 複数CPUを搭載したパソコンで、レンダリング速度などが速くなる(マルチプロセッサ対応)
  • 空・大気をリアルに設定できる。バージョン6からは、IBLによるリアルかつお手軽ライト設定が可能になった。(HDRIによるIBLサポート)
  • ブラシで塗り絵をするように地形編集が出来る。山などの地形を簡単に作ることが可能。
  • Poserとは違う味わいの画像をレンダリングすることができる。

 もちろん、デメリットもある。

  • Poserで凝りまくったマテリアルを設定していると、完全にBryce側に渡すことが出来ない。ただし、これは他のどんなソフトでもそうだ。
  • 日本語を含むフォルダ、ファイル名を扱えない。日本語名をつけて保存するとハングアップすることがある。 ※これはけっこう深刻。気をつけよう。
  • 操作体系がPoserと全く違うので、新たに操作を覚える必要がある。
  • マイナーすぎて、解説書などがほとんどない。きっと、今後も発売されそうにない。

 個人的に感じるメリットは以下の通り。

  • 大きなテクスチャを貼りまくったフィギュアは、Poserではすぐメモリ不足エラーになるが、Bryceなら大丈夫な場合がある。
  • 他の景観ソフト(Vueなど)と比べると、機能のわりに安い。
  • DAZ STUDIO経由ながら、かなりきれいにフィギュアなどを取り込める
  • カメラの視点移動時に視点変更後の小さなプレビュー画面が出てくるなど、フィギュアなどを読み込みまくって処理が重い場合にも出来る限りスムーズに操作できるよう「工夫」がなされている
  • Poserに比べると、これといったバグが見あたらない(ちゃんとテストされてるっぽい!)

 機能面だけを比べると地味だが、まじめに作られているソフトと言えるだろう。特に、これといったバグが見あたらないと言うのは当たり前のようで結構すごいことなのではないか。 あまり深いところまで使い込んでいないせいかも知れないのだが。


Bryce6 

 古くから歴史のある、景観作成ソフト。

 DAZ STUDIO経由でPoserと連携することが出来る。追加マテリアル&空のパック、Bryce6 Bonus Packもあり。 



購入方法はDAZで買い物をするを参照して下さい。 

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