Vue5覚書
eco-systemを試す
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eco-systemを試す(Infinite限定)
実はこの度、Vue5 Espritの上位バージョン、Vue5 Infiniteを購入した。はっきり言って、そんなことをするぐらいならVue5 Infiniteを最初から購入しておけばよかった。でもまあ、仕方ない。何事も効率よく行かないのが私という人間なのである。

ところで、Infiniteってなんて読むの?いんふぃにて?調べてみたら、インフィニットだった。「無限の」という意味らしい。ついでにEspritも調べてみると、読み方はエスプリで意味は才気、機知だ。tは発音しちゃいけないらしい。

人に話してもああそう、と言われそうな面白みのない知識である。

まあそれはともかく、Infiniteのウリである「eco-system」を覚書してみたい。

eco-systemって、空気でも洗浄すんのかというネーミングだが、森だとか草むら、ごちゃっとした町並みなど、数百から数千以上のオブジェクト(木とかビルとかのことだ!)を置かないとそれらしく見えない風景を、簡単な操作で作れるという仕組みなんだそうだ。多分。

まずは出来上がりの図。


▲eco-systemで作った草っぱら

特にリアルでもないような草っぱらだ。手前の草の解像度が低いとか、なんかざらざらした感じでリアルじゃないとか色々あるだろう。だが、今回はごちゃっとした風景を簡単に作るというとこに注目してみたい。では行ってみよう。

まずは、Vue5 Infiniteを起動。オブジェクト>平面を選んで平面を呼び出す。アイコンから呼び出しても構わない。なんで平面なんか呼び出すんだと思うかもしれないが、一通り最後までやってみてほしい。


▲オブジェクト>平面で平面を呼び出す

次は平面を大きくしよう。「上面表示」のとこに表示されてる平面の端っこ(赤丸のとこ)にカーソルをもってって、クリックしたまま移動(ドラッグするということだ)させると、大きくすることが出来る。

まあ、自分の感覚で大きさを決めてもらって構わない。

大きくしたら、左のアイコンから「オブジェクトの落下」をクリックしよう。そうすっと、今まで宙に浮いてた平面がすとん、と地面に落ちる。


▲平面を大きくして、地面に落下

こんな感じだ。


▲落下したとこ

次に質感を決めよう。さっき作った平面を選んだ状態で、右上の球に左下(赤丸のとこ)をクリックしよう。「質感を読み込む」だ。
ここでは、「地面」のとこにある「草」を選んで、OKをクリックしよう。


▲平面に草の質感を設定

さらに、同じ質感を「地面」に適用しよう。地面を選んで「質感を読み込み」してもいいのだが、簡単な方法がある。

まず、画面右上の球のとこでマウスをクリックしたまま、右下の「地面」だの「太陽光」だの「メインカメラ」だのの名前が並んでるとこに持ってきて、「地面」の字の上でクリックを解除。ドラッグアンドドロップというやつだ。

すると、さっき平面に設定した質感が地面にも設定される。


▲同じ質感を地面にも適用

これでのっぺりとした草原が出来た。さて、いよいよここに草をぼわっと生やそう。右上の球をダブルクリックして、「質感エディタ」を呼び出そう。

そんでもって、「タイプ」のところをEcoSystemに変更しよう。


▲質感エディタ

次に、質感エディタの左下「追加」と書いてある丸っこいボタンをクリックする。「岩石」「植生」「オブジェクト」のうち、「植生」をクリックする。これはまあ、木とか草とかの植物と思っていいんじゃないだろうか。


▲追加ボタンをクリックして、植生を選択

植物の一覧が出てくるので、好きなやつを選ぼう。私は乾いた雑草を選んだが、ヘンテコな植物を選んでもらっても構わない。


▲「乾いた雑草」を選んだ。

少し時間がかかって、「乾いた雑草」が読み込まれる。次に「密度」タブをクリックして、「全体の密度」を95%にしてみた。
密度を高くするほど、びっしり生えた感じになるというわけだ。

他にも色々パラメータがあるが、さっぱりわからない。まあ、後でおいおい覚えていけばいいんじゃないか。


▲密度タブをクリックして、「全体の密度」を95%に

ここまでちまちまと設定画面ばかりが続いて退屈したが、ここから先がちょっと楽しい。
「配置」をクリックすると、設定に従って平面に雑草がぼわっと生えるのだ。

なんと、2260個もの雑草が生えたらしい。



▲配置をクリックして大量に雑草を生やす。

なお、設定を調整する場合は「配置」の横にある「削除」をクリックして、いったん消してから、再度「配置」をクリックするとまたぼわっと生えてくる。

平面上に、びっしりと雑草が生えている。それはもう、気持ち悪いくらい生えている。


▲びっしり生えた

カメラ位置を地上近くに移動してレンダリングすれば完成である。


▲草っぱらのできあがり

草の代わりにペンギンを指定したりしてみた。


▲ペンギンがびっしり

ひゃあ。ちょっと気持ち悪いなと思いつつ、今回の覚書を終わる。


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