インターネット接続

日曜の昼に、知り合いの女性から電話があった。
今、友達の家に来ててインターネット接続をしてあげようと思うんだけど、つながらない、ということだった。

この女性は、何かPCの質問をして私が答えられないと、
「プロのくせに」
と私をいじめるのだ。

たまにはいいところを見せておかないと、と思い状況を聞いてみた。
この女性は結構いろいろ知っていて、少なくともマニュアルに書いてあるようなことは
一通りやったであろう、とは思ったが、コンピュータにおいてうまく動かない時は、まず全てを疑わなければならない。
とりあえず基本設定はまったく問題がないことがわかった。

この間、その友達の子供たちが電話口の向こうで、どたばたどたばた、うわーい、と大騒ぎしていた。

私もPCについてそんなに知識がないので、あとはインターネットに繋がるPCと比べてみて、
違う個所をつぶしていくくらいだ。

とりあえず、1箇所、どうも変なところがあったので、そこを直してもらいインターネット接続を試してもらった。
すると。

「x子さん!x子さん!つながりましたよ! ほら!ほらみて!」
「ええっ、ほんとー!」

電話の向こうで歓声があがっていた。
知り合いの女性は、なぜかゲラゲラ笑っている。緊張の糸が切れたのだろうか。

向こうのテンションがあまりに高かったので私は置いてきぼりをくらい、
「そ、そうか。良かったね」
というのが精一杯であった。
が、向こうのテンションはさらに上がりつづけていた。

「ちょっと待って!今からポストペットやってみるから!」
「うわー!ウサギさんがきましたよ!ほら!ほら!」

後で聞いたのだが、このときPCの前に皆がずらりと並んでずっと見守っていたらしい。
そんなに喜んでもらえると、私もなんだかうれしい。

とりあえず、今回は成功をおさめたが、ひとつ心配なことがある。
「あんな難しいのを直せたんだから、これも直せるでしょ!ね!ね!」
と、さらに難しい問題を持ってこられることだ。

とりあえず、質問してくれるのはいいけど、あまり私を買いかぶらないでほしいものだ…。


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