英語のレッスン
今後の営業活動に必要ということで、英会話を習い始めた。
今日は記念すべき第一レッスンだ。
ちなみに第一レッスンの前…二週間ほど前に「レベルチェック」を受けた。
講師との簡単な英会話により、本人のレベルをチェックし、それに合わせたレッスンを行うのだ。
このときはマッシュルームのような頭のオヤジが出てきて、
なんやかんやと質問したあと、私のたどたどしい英語に対して
「オゥ…」
と言いながら肩をすくめたり、4本の指を机の上でカタカタしたりしていた。
それらの仕草に対し、私は「さすが外人だ…」と変な感心をしていた。
今回もマッシュルームが出てくるかと思ったが、若い細長い兄ちゃんだった。
前回のレベルチェックの結果から、割と簡単なレベルからスタート、ということだったが、
英語というのは、読むのと聞くのとでは大違い。書くのと喋るのでは大違いであった。
この講師は「誉めて育てるタイプ」らしく、やたら誉めてくれた。
「グッド!」
「グッド!」
「エクセレント!」
自分のしゃべりがたどたどしいのはわかっているので素直に喜べず
「ホンマかいな!?」
と思ったりした。
そのうち講師も図に乗って…た訳ではないだろうが、だんだんアクションも大げさになってきた。
両手を机につき、おもむろに顔を伏せながら、
「グッド」
徐々に立ち上がり、風に舞うような身のこなしで、
「グッドグッドグッドグッド!」
これに対して私はまたしても
「さすが外人だ…」と感心した。
そのうち、TVで有名な、「ヨクデキマシター!」が出るかと思ったが、
最後まで出なかった。どうも、あれはよその英会話スクールの宣伝だったらしい。
そんなこんなであっというまに1時間20分が終わった。
帰りの電車の中で復習用のテキストを読みながら、
当面の目標を決めた。
それは、英語圏の国ででっかいホットドックを英語で注文できるようになることだ!
え、ホットドックプリーズで通じるって? ちぇっ。
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