変わった考え方?
最近ドラマを見ていて、納得できないことが結構ある。
何かの刑事ドラマで、
電車内で妊婦に赤ちゃんが産まれそうだった。
列車は急行で、しばらく駅に停車しない予定だったが、車掌の判断で途中駅に緊急停止。
赤ちゃんは無事産まれたが、同じく電車に乗っていた失業中の男が
このために再就職の面接に間に合わなかった。
それが原因で就職出来ず自殺。その妻が車掌を殺した。
ドラマ中では、車掌はひどい事を言うやつで
「逆恨みすんなよぉ〜。自殺なんかするのは弱いからだよぉ〜」
と酔っぱらいながら妻に言ってしまった為に殺される。
車掌はロクデナシに描かれており、
妻が犯行に至ったのも仕方ない、という流れになっていた。
制作側としては「奥さんかわいそう…」となるようにしていると思うのだが、
ここが納得できない。
一番悪いのは家族の事を考えずに自分だけ死んだ夫である。
そもそも大事な面接なら、時間に余裕を持って行くべきだ。
ドラマ中では、子供が熱を出し、病院に連れて行った為に時間ギリギリだった、と
いうことだった。運悪く妻も風邪で寝込んでおり、夫は「自分が連れて行く」と聞かなかった。
これは親なら当然と思われるが、そんな大事な子供を置いて直後に自殺というのがさっぱりわからない。
冷たいようだが、「弱さ」が原因なのであろう。そして逆恨みである。
死んだ人を悪く言うのは良くないことであるという常識で夫にはスポットが当たらなかっただけだと思う。
という訳で、男は色々なひどい目やつらい目に合って強くならなければならないと思った。
当然、一生つらい目やひどい目に合わなければその方がいいのだが。
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