英語のレッスン2
第二回目の英語のレッスンに行った。
今回は黒髪の顔の長い外人であった。少し鮫に似ていた。
名はフラッシャーだという。必殺技の名前のようだ。
私は心の中で、こっそりと「ミスターシャーク」というニックネームをつけておいた。
日本語でいうとミスター鮫。あれ、ミスターは英語だな。まあいいか。
ミスターシャークは、しきりに指をテーブルの上でカタカタする。
常にいらだっているようだ。
私が少し考えているときも指をカタカタ。
「あと5秒以内に答えられなければ、お前を取って食う」
と言われているようである。
こんな緊迫した中で英会話が行われていた。
シャーク「私はあなたにペンを見せていまーす」
私「あなたは私に見せています。ペンを」
シャーク「コーヒーをいかがですか」
私「ありが、ありがとう」
シャーク「もういっぱいいかがですか」
私「ありがとう」
シャーク「もういっぱいいかがですか」
私「ありがとう」
シャーク「違います!もういりません、後で貰います、と言いなさい!」
知らんがな。
という訳で、徐々に英語に慣れてきている私であった。
英語というより、外人に少しだけ慣れた。
とりあえず、前回から修正した当面の目標。
会社で、「彼は外出している。3時に戻る予定だ。よければ用件を聞くが?」
と英語で言うことだ。
あ、でも用件を言われても困るな…。くそう!まだまだだ!
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