水着の女性を見たい、じゃなくて、ちょっと健全に体を動かしたいと思い、近所のプールに行った。

さすが夏休みだけあって、普段は見かけない子供連れのお父さんとかも居る。歩行コースは何故か大賑わいだ。

歩行コースで泳ぐ際の腕の振り上げ方とか、足の角度とか、息継ぎのタイミングとかのうんちくを奥さんに延々とタレている男がいた。

知識先行型、鼻につく存在。きっとうまく泳げない人だ。
なんとなく親近感を感じたりした。

歩行コースのすぐ横の一方通行遊泳コースがガラガラだったので、こちらで泳ぐ。まずは平泳ぎだ。ごぼっ、水飲んだ。
折り返してクロール。ぐばっ、息継ぎの度に水を飲む。

そう、私は泳ぎが下手なのだ。

たらふく水を飲みながら、休憩を間にはさみつつトータル150m泳いだので、もういいや、という気になった。時間は入場してから30分しか経っていない。

多分、わざわざプールに来るような人は1kmくらいは泳ぐんだろう。

シャワーを浴びて居ると、こども連れのお父さんがこどもを激しく叱っていた。シャワーのときにじっとしてないとか、そんなくだらない理由だ。

お父さんが吼える。そして裸の子供の尻に一撃。そんな強くたたいたらどうにかなっちゃうんじゃないかというくらい強烈な一撃。べちぃ、という音が更衣室に響き渡る。
お父さんは泣くな、泣くなと連呼する。

泣くなって、そんな強く叩いたら泣くわい、阿呆、と思いながら着替えを済ませ、更衣室を後にした。

私ならシャワー中にじっとしてないくらいだったら、ちんちんつまむくらいで許してやる。

女の子だった場合はどうしようか、と悩みつつ、今回の日記を終わる。


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