親友ダウン
私には、主に夏と冬に頼りになる親友がいる。
そいつは、夏は涼しく、冬は暖かくしてくれるという素晴らしい技を持っているのだ。
まあ、ようするにエアコンのことなのだが、こいつがどうも壊れたらしい。
「暑い・・頼むエアコン、君の力を貸してくれ!」と頼んでも、
やる気のないヌルい風を吐き出すのみである。
フィルタにホコリが溜まっているせいか、と思ってフィルタを掃除したが同じだった。
そういえば、冬は主にコタツくんの世話になっていたため、エアコンくんの出番は無かった。
もしかしたら、冬からダウンしていたのかも知れない。
ここは賃貸マンションで、エアコンくんはそこの付属品なので、管理会社に言えば直してくれそうだが、
私はこっそり猫を飼っているため、ちょっと気が引ける。
管理会社からエアコン直しに人が来たときに猫が発見され、「契約違反だ。出てけ」と言われそうである。
エアコンなおっても、放り出されては仕方がない。
という訳で、冷たいようだがエアコンくんにはさっさと別れを告げた。
その代わり、小型扇風機くん(1500円)に来ていただき、力を貸してもらっている。
小型扇風機くんの風は、故エアコンくんに比べると、ちょっと涼しさが足りないが、体には優しいようだ。
大体夏になると、冷房にあたりすぎて関節のあたりが痛くなったり、体がだるくなったりするが、
そんなことは全くなくなった。
このことから私は、人間は便利さばかりを追い求めてはいけない、と思った。
全くもって、体にいいわ、電気代は安いわ、冷たい飲み物はうまいわで、いいことばかりである。
と、精一杯の負け惜しみをブッ放したところで、今回の日記を終わる。
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