私は猫を飼っている。名前はトトだ。
今日はトトの立場になって日記を書いてみようと思う。

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もう日が昇っているのに、飼い主はまだ起きなかった。
腹減った。近くに行ってスリスリしてみたが、起きない。
仕方ない、起きるまで待とう。
待っている間、爪をといだ。

やっと起きた。「めざましどけい」とかいうものが騒ぎ出したからか？
早速近づいて、「朝ごはんくれ！腹減った！」と言った。
飼い主は「腹減った」だけは理解しているらしく、
「”！（（ゴハンｘＣ！＆＄％！｣と言って用意をしてくれた。
しばらくして、飼い主は体に布をいっぱい巻きつけて外に行ってしまった。
この布は「スーツ」というものらしく、ほとんど毎朝この布を巻きつけて
外に出て行く。

飼い主が出ていくとやることがないので、ほとんど寝ている。
でも寝てばかりいると体がなまるし、爪ものびるので適当に運動して、適当に爪とぎしないと。

そうこうしているうちに暗くなってきた。お腹も減ってきた。
一応飼い主が「乾き物」のゴハンを用意してあるが、あんまりおいしくないので食べない。
・・でも、あんまり腹が減るときは仕方なく食う。ちっ。
くやしいので爪をといだ。

飼い主が帰ってきた。「ゴハン！腹減った！」と言いながらスリスリすると邪険にされた。
どうも、例のスーツとかいう布を身につけているときはスリスリすると嫌がるようだ。
布を全て体からはがしおわって、ようやく、
「＃”＄＆ゴハン’＆」
といってゴハンをくれる。だけど、わかっちゃあいない。
いつもゴハンは缶詰だけど、今日出してくれたやつはメッチャまずいのだ。

緑色か青色のやつはいいが、赤は最悪。赤いのは魚のニオイがしないから。
あと、外国産のやつも骨がまるごと入ってるので嫌。臭いし。腐ってるんじゃ？
今日のゴハンがまずいので爪をといだ。

飼い主は自分で買ってきたエサを食べていた。今日は骨付きの鶏肉があるようだ。
熱いのは食べられないが、冷めたあとの骨は大好きだ。
なのに、飼い主は食べた後の骨をぽい、と捨てた。
なんてもったいない。まだ食べるとこがいっぱいあるのに。
飼い主が寝たあと、探し当てて食べてやる。

しばらくして、「でんわ」とかいうものが騒ぎ出した。
飼い主が手を伸ばして、「でんわ」がおとなしくなったと思ったら、
今度は飼い主が騒ぎ出した。だいじょうぶか？
心配なので「だいじょうぶか？なあ、どっか悪いのか？」
と聞いたのだが、飼い主は指を縦に口にあてて「しゅーっ」という音を出すだけだった。
なんか変なので爪をといだ。

飼い主が寝るらしいので、そろそろ寝ることにしよう。
今日は冷えるので、飼い主の布団に入るか。おお、ぬくぬく。
明日もがんばろう・・・・・。
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実際は違うかも知れないが、なんとなくこんな様子である。
ほんとにこの通りだと日常がとてつもなくつまらなく思えるが・・
・・明日からもうちょっと一緒に遊んであげよう。

と、猫に対する考えを改めたところで今回の日記を終わる。