鼻毛
若い頃は鼻毛の手入れをしている、と想像されるだけでも非常に恥ずかしいものであった。
しかし私は成長を重ね、想像されるくらいならば軽く耐えられるようになったのだ。
ただし、まだ成長の途中であるため、人前で鼻毛の手入れを実演することは出来ない。
さて、今回は鼻毛の手入れの仕方を紹介する。
ただし、私の。
30男の鼻毛の手入れの仕方を聞いても特に嬉しくないとは思うが、普段滅多に聞けないのではないだろうか?
もしかしたら、検索エンジンで「鼻毛」および「手入れ」をキーワードにすることで、
掃いて捨てるほどヒットするかも知れないが、それは気にしないことにする。
鼻毛は、ほぼ1ヶ月程度放っておくと、鼻の穴からこんにちわ、となるようだ。
昔は3ヶ月に一度ほどだったが、東京に引っ越してからというもの、鼻毛の伸びが早い。
空気が汚れているせいか、単に私が煙草を吸うためなのか、中には力を使い果たして白髪になる者もいる。
もちろん、完全に鼻の穴から飛び出してしまうと、会社等で「鼻毛マン」の称号をいただく恐れがあるため、
完全に露出する前に処理しなければならないのだ。
そんなの毎日処理すればいいでしょ、という声もあるが、だって、その、面倒でしょ?
さて、主な処理方法としては以下が挙げられる。
1)指で引っこ抜く
メリット:
・何の道具も使わず処理可能。(職場での露出発覚時に有効)
・毛根まで伐採可能。
デメリット
・指を鼻に突っ込むため、長い毛だと良いが、中途半端な奴を相手にするときに困る。
・無理やり短いのを処理しようとして指を突っ込むと鼻の穴を拡張する恐れがある。
2)ハサミを鼻の穴に突っ込んで切る。
メリット:
短い毛も処理可能。
テクニック次第では、あらぬ方向に向かって生えている毛も処理可能。
デメリット:
誤って、鼻内部の肉を切ってしまう可能性がある。
処理後、鼻の中が毛だらけになり、気持ちが悪い。
3)鼻毛カッター(コンビニ等で絶賛発売中だと思われる)
メリット:
ひげそり感覚で使用可能。
鼻の内部を傷つけない。
見た目がスマート
デメリット:
実は、全く鼻毛が切れない。
実際、鼻毛カッターは使用していない。上に記したように全く切れないからだ。
「鼻毛くすぐり機」と名前を変えたほうがいいと思うのだが、どうか。
良く使用するのはハサミであるが、鼻毛切り用のハサミが見当たらないからと言って、
でかいハサミを使うと、ほんとに鼻内部の肉壁をちょき、と切ってしまう恐れがあるため注意して欲しい。
あの時は痛いし、血はいっぱい出るしで、びっくりした。
最後に指を使う方法だが、これは毛根が抜けるので鼻毛の全体を引っ張り出すことが出来る。
時々、とんでもなく長く成長しているやつが出てきて驚いたり、
スクラップブックにとじておきたくなったり、
ついでに「今までの記録」をつけてみたくなったりするのだが、
私は大人なので、泣く泣く捨てるのだ。
これは、トイレでとてつもなく巨大なものを生産してしまったときや、にきびをつぶしたら
すごくおっきな塊だったりしたときに「惜しいな・・」と思うのと同じであろう。
そんなことはない? 嘘つけ!惜しいくせに!
まあ、惜しいからといって保存しておくわけにもいかないし、他人に見つけられたら
恐れられたりするのでやめておいた方がいいだろう。
という訳で、通常は鼻毛用ハサミでカットし、職場にいるときはこっそり指で抜くというのが
私のスタイルだ。今日もまあ、ハサミで処理しておいた。
皆さんはどうなのだろう?豪快に鎌で刈り取る人や、脱毛クリームを塗りこんで処理する人が
いたりしたら、ぜひ教えていただきたい。おもしろいから。
さて、そろそろ鼻毛話にも飽きたので、このへんで日記を終わる。
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