犬バトル
今日、駅前をぶらついて家に帰る途中の話である。
時刻は、そろそろ夕方かな?といったところ。
歩道をてれてれ歩いていると、毛の短い黒い犬をつれた少年と、小型のお座敷犬をつれたおばさんがいた。
犬たちは鼻をふんふん鳴らしながら、お互いに近づこうとしていた。
それを阻止するため、自分の犬をつなぐ綱を思いきり引っ張る飼い主たち。
引っ張られても引っ張られても、お互い強力な磁力で引き合っているような犬たちであった。
膠着状態が続き、犬を引っ張りつづけるのに疲れたのか、おばさんから譲歩案がでた。
「この子達、きっと遊びたいのよねー。ちょっとだけ遊ばせてあげよっかー」
これに対し、少年の方もいいかげん疲れたのか、「うん」と答えていた。
ここで、私は犬と飼い主達のそばを通過した。以後、背後から聞こえてきた声である。
「ぎゃぃーん」
「あっ、こら」
「ばう!ばう!ばうばう!」
「がう!がうがうがうがう!」
どうも、つかみあいならぬ噛みつきあいの喧嘩になってしまったらしい。
実は交尾が始まっていた、と想定して上記を読んでみるのもいいだろう。
事実がどうだったかは、後ろを振り返らずにその場を去ったためわからない。
しかし、ま、犬の散歩の途中に、自分の犬とどっかの犬の交尾が始まって、
しかも、自分の犬の方がその、やられている方だったら途方にくれるであろう。
ちょっとした父親気分を味わえるのだろうか。ちょっと違うか…。
さて、訳のわからん方向に話が進みそうなので、このへんで日記を終わる。
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