ととっこは私に背中を向けていることが多い。
声をかけると、耳をぴくぴくさせ、しっぽをぱたぱたする。決して振り向きはしない。
背中を見せても安心ということなのか、相手をするのが面倒ということなのか、事情はわからないがとりあえず返事をしているあたりは律儀である。
めんどくさそうに返事をしているので、私も気軽にととっこに声をかける。はっ、なんでございますでしょうか!みたいな反応をされたら、あまり気軽に声をかけられないと思う。
今日はいい天気だなー。ととっこはしっぽをぱたり。
ちょっと部屋かたづけないとなー。ととっこは耳をぴくぴく、しっぽをぱたぱた。
しっぽが動いているところに、手を置いてみる。
ととっこはしっぽを振って、そこに何か異物があることに気づく。しっぽで、ぱしっぱしっと叩く。私の手かどうかはわかるまい。
なんどもしっぽを振って、確実にそこに何かがあり、しかもそいつが動かないことを確認し、ととっこのしっぽは止まる。ただ、顔は向こうを向いているのに耳は完全にこちらを向いている。
用心深いととっこなのであった。
私はととっこのしっぽを軽くつまむ。ととっこは怒って、私の手に噛み付く。やや痛いぐらいである。威嚇モードである。私はごめんごめんと謝る。ととっこはどこか別の場所に行ってしまう。
私は調子に乗って、ととっこを追い、しっぽをちょっとだけ触ったりする。ととっこは本気で怒り、私の手を前足でロックし、がぶがぶ噛みながら後ろ足でどこどこ蹴るという、暴挙に出る。
私は降参し、ちょっかいを出すのをやめる。
しっぽがあるというのはどんな感じなのだろうか。
つままれたりしないよう、しっぽを器用に体の下に隠したととっこは、ようやく安心して眠りについていた。
▲眠りにつきそうなととっこ団長
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