ととっこ団(こと&ぱく)は、寝起きに目やにをつけている。
人間だって、起き抜けは目やにをつけてるものだ。それはそれでいいけど、ととっこ団たちは自分で目やにを取ることが出来ないのだ。もしくは、目やにぐらい気にしないのかもしれない。
いやいや、実は、大きくなるまで目やにを育てておいて、後で一気に収穫しようとしているのかも知れない。永遠の謎なのである。
思えば、ととっこ団長もよく目やにをつけていて、私に取られていた。ととっこ団たちのも取ってやることにしよう。
まずは、簡単に私に捕まることっこをひざの上に乗せ、背中をなでて油断させる。そして、顔を固定し、すばやく目やにを指の先でぴっ、と取るのである。
へばりついていて、ぱりぱりになっているときはなかなか取れない。
何か変なことをされてる!
そんなふうに思ったことっこは、暴れて逃げる。私は、タオル地のハンカチをぬるま湯につけ、よくしぼってから再びことっこをつかまえる。これで目やにをふやかして取ろうという作戦だ。
目のふちをしゅっしゅと拭くと、きれいになった。
おめめぱっちりちゃん!
私は自分が無意識につぶやいた言葉をゆっくりと心の中で繰り返し、最後に疑問符をつけた。辺りを見回す。誰にも聞かれてない。大丈夫だ。
ついでにことっこの鼻も拭いてやる。ことっこはいつも、ハナクソをつけがちなのである。拭いていると、ことっこが眠そうな顔になる。ことっこのこちょこちょポイントは鼻か。とりあえずきれいになったので、ことっこを開放する。
続いてぱくっこをつかまえてひざの上に置く。ずっしり重い。まず、ぱくっこの目やにを取れる分だけぴっ、と指で取る。続いて濡れハンカチで目を拭く。意外にもおとなしくしている。
お前が気を許したら、命をもらう。
当初は私を暗殺しそうな感じだったぱくっこも、だいぶ慣れたようだ。きれいになった。おめめぱっちりちゃん、と心の中でつぶやく。ついでに鼻を拭いてやると、これまた気持ち良さそうにしている。
拭き終わって開放しようとしたが、ぱくっこはひざの上から動かない。ぱくっこが私のひざの上に座っているのだ。
私はなんだか嬉しくなって、天井を見上げた。ひざの上に猫がいる幸せ。
私と、ととっこ団は少しずつ少しずつ、仲良くなっているのだった。
▲さっぱりした顔のことっこさん(上)とぱくっこさん(下)
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