■Vueってなんなの?
リアルな景観を作成できるソフトです。空気のかすみ具合や植物など、非常にリアルな風景を作れます。
■何に使うソフトなの?
純粋に風景を作って遊ぶもよし、背景素材を作るソフトとして使うもよし。3Dの難しい知識がなくても作れるのがポイントです。また、3DCGらしくない、「ふんわりした」画像を作成できます。
■一から背景作るのって難しいんじゃ?
大気(空)、大地、水面、植物、岩石などを配置して、あとは付属しているオブジェクトを置いていけばそれなりに風景が出来上がります。オブジェクトは、動物、建造物、人間、インテリア、エクステリア、車、船、照明など多数。
■フリーの素材はあるの?
Renderosity(登録必要)のFreeStuffなどからダウンロードできます。
■必要スペックは?
Pentium3 、メモリ256Mとありますが、CPUはともかくメモリは出来るだけたくさん欲しいところ。私はPentium4 2.4G、メモリ512Mでなんとか使えているかなあという感じ。nVdia
GEForce/Quadro系あるいはRadeon 9x00のビデオカードがあると編集(オブジェクトを動かしたりする)が快適になります。
■Vueのグレードの違いを簡単に
Vue 5 Infinite (日本語版) プロ仕様
最上位グレード。マルチプロセッサレンダリング(複数のCPUで時間のかかる描画計算処理を行う)の制限なし、編集中にメモリ不足等に陥ったときに出来るだけ編集中データを保護する機能(データがロストするのを防ぐ機能)、植物などが風にそよぐ機能など。
様々なパラメータを個別に保存できたりと、プロ仕様だと思われます。何故かInfiniteだけは、操作の取り消し・再実行が複数回できます。それぐらい他のグレードでもやってくれていいんじゃないの?
多数のオブジェクトを自然にばらけさせて配置するという、映画でも撮んの?というような機能(eco-system)まであります。個人的にはこのeco-systemが一番の目玉。ごちゃっとした風景を作ることが出来ます。
私は最初Espritを買ったくせに、我慢しきれずこのInfiniteに手を出してしまいました。どうせなら最初からInfiniteを買っておけば…。
Vue 5 Pro Studio(日本語版) ヘビーユーザ向け
Esplitに、Botanica(植生エディタ。オリジナルの植物や個体差のある植物を作れる)、Mover 5(アニメ関連のプラグイン。Poserからアニメ設定を含むデータ取り込みが出来る他、ネットワークレンダリング:複数PCでのレンダリングが可能に)、DeepAccess(オブジェクトの管理ツール。多数のオブジェクトを扱う際に威力を発揮する)、LightTune(光源の調整)を追加したもの。アニメーションを作るヘビーユーザ向け。
Vue 5 Esprit(日本語版) 一般ユーザ向け
私が購入したのはこれ。静止画や、簡単なアニメーションが作れます。
Vue 5 Easel(日本語版) ライトユーザ向け
恐らく入門版という位置づけで、Esplitの簡易版。静止画や、簡単なアニメーションが作れます。
2005/09/16発売予定
■参考書とかないの?
Vue 5 ガイドブック 3DCGでつくる美しい風景 初心者向けです。が、基本的すぎて少し物足らない感じ。
e解説 Vue 5 Vueの操作を動画で確認することが出来るソフト。基本操作・静止画・アニメーションの作り方を解説しています。
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