温泉のかわりにパソコンを
激安パソコンを買う
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激安パソコンを買う
 目的が決まっている買い物というのは、すばやく終わるものだ。

 行き先はPIT-ONEという、上新電機系列の店。店員は皆、阪神タイガースを応援するようなハッピを着てた。この人たちのテンションはちょっとどうかと思った。展示してある目的のパソコン、J2940を見つけ、店員にコレちょーだいと伝えて買い物は終了した。両親用のパソコンだから気が楽、というのも少しある。

 普段、電化製品を買うときは聞いてもわからないくせに、「この電化製品の特徴を説明して下さい」なんていうのだが、今回はなしだ。emachinesにもいくつかグレードがあったようだが、一番安い奴を迷わず選んだ。
 
 ただ、組み合わせる液晶ディスプレイは、当初17インチを予定していたが、大きいほうが文字が見やすくていいということで19インチになった。液晶ディスプレイとしては、私にとって未知の大きさである。19インチの液晶ディスプレイをつけても、10万円に収まるのである。ちくしょう、私も自分用に19インチのディスプレイが欲しくなってきた。

 予想外だったのだが、5年間修理保証というサービスがあるらしい。値段の5%払えば入れるということなので入っておいた。5年もてばモトは取れるだろう。
 
 さっそく持って帰る。運搬は車だ。
 
▲19インチディスプレイとemachines

 パソコン本体の入っている箱は、結構大きい。父と二人がかりで箱から出す。液晶モニタに台を取り付けて電源ケーブルやら、ディスプレイケーブルやらを接続して1時間ほどで出来上がった。
 起動するとでっかい「e」の文字が表示される。ああ、イーマシーンなんだなと思いながら待っていれば起動完了だ。
 
 起動時に表示されるロゴに、
「おー、エックスピー!」
「画面がきれいー」
 と両親と妹から歓声が起こっていた。
 
 古い灼熱ノートパソコンから、メールの設定とかマイドキュメントを移し、プリンタもつなげなおしたりなんかして、設定終了である。
 
 この頃には、地味な設定作業に両親や妹は飽きて、
 「ああ、もう終わった?」
 みたいな反応になっていた。
イーマシーンズの使い心地へ


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