「やばいって、絶対怒られるって」
とか、思いながら主役オファーしたんじゃないかと思う。
ハリーポッター役でおなじみのダニエル・ラドクリフさんが、変わった映画の主役やってた。
ひとことで言うと、死体がずっと屁をこいてる映画。
この映画の恐ろしいところは、屁を低レベルなギャグではなく、人間同士の友情とか愛を描くために使っているところ。
気は確かか。
主役オファーの様子を勝手に想像してみよう。
ダニエル「主役ですかありがたい。ポッターのイメージを払拭したいと思っていました」
ダニエル「ところで、どんな役ですか」
監督「それがその…最初から終わりまでずっと屁をこいている死体の役です」
「ずっと屁をこき続けている死体の役は、あなたしか考えられない」
どんな口説き文句も、ダニエルさんを怒らせる予感しかしない。
だが、映画を見終わった今なら言える。
ずっと屁をこいてる死体なんですがね…
あるときは、屁で笑わせ、ある時は、炎をまとってかっこよく屁をこき…
しまいにゃ、屁で全員号泣させるんですよ。
たぶん、そんな口説き文句。ハリーポッターもいちころだと思う。
ちなみに私は、不覚にも屁で泣かされた。
リアルな屁の音が常にブーブー鳴ってる。下ネタ色も強め。
間違っても食事中に見るもんじゃないと思う。
スイス・アーミー・マン
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