1994年。友人の友人に子猫を貰うことになった。
生後1ヶ月程度たたないと、親猫から引き離してはだめだということでしばらく待った。生まれてすぐだと、抵抗力がないらしい。
そしてようやく引き取り日がやってくる。当時、乗っていた自動車で埼玉の春日部へ。子猫は5匹ほどいた。その中から、おとなしそうなメスの子猫を選ぶ。
子猫はダンボールに入れて車で運んだが、途中、ダンボールを空けて出てきてしまった。
おかしい。どこだここは。
そんな顔をして辺りを見回し、泣きじゃくる子猫。
私はダンボールに再度子猫を入れ、なんとか家まで戻った。
子猫はちっこい。
手の上にちょこんと乗りそうなぐらいである。部屋に放すと、しっぽを立てて警戒した様子であたりを伺っている。
しばらくして、子猫は泣きはじめる。鳴いているのではない。泣いている。
おかあさん、おかあさん。魔王が私を食べるよ!
その魔王は、既に用意してあったトイレに子猫を座らせてみたり、猫の缶詰を開けてお皿に盛ったりしながらおろおろしていた。
魔王は私だ。
そして、その魔王が、今日から君のお母さんなのだよ。
子猫は泣き続ける。そりゃあ私だって、知らないおっさんがいきなりお母さんになったりしたら泣くと思う。
この時点ではまだ、名前をつけていない。
とにかく、ととっこは家にやってきたのである。
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