いってきます。
私が声をかけると、ととっこはけげんそうな顔でこちらを見る。え、何が始まんの?という顔である。
別に何も始まらない。私が一定時間居なくなるだけである。
ただいまー。
私が家に戻ると、ととっこは爪をばりばりと研ぎ始める。部屋着に着替えて落ち着いていると、ととっこがひざに乗ってくる。自分の頭を私の手にこすりつけてくる。私は手を動かしていないのに、ととっこの頭をなでているような感じになっている。
私は問う。「ごはん?」
んなぁーっ!
ととっこは目をかっと見開き、再び爪をばりばりと研ぎ始める。ストレートに飯くれと騒がずに、まずはなついてみせるというその態度、大したものである。人の心のツボを押さえているととっこなのであった。
猫缶をととっこ皿にあけると、いつものとおり、もっとおいしいものが出てこないかどうか待って、食べ始める。 一通り腹が満たされると、口の周りについた食べかすを器用になめとり、ついでに顔を洗う。
いつもはこんな感じなのだが、二泊三日の旅行に出たりするときはちょっと違う。
旅行を終え、三日後に帰ってくると、ととっこはどこか物陰に隠れている。私がととっこを呼ぶと、ととっこは短く鳴いて出てくる。
私の顔を見て、びゃーっ!びゃーっ!と鳴く。
旅行中はかわきものの猫餌を大量においてってるので、腹が減っているという訳ではないと思うのだが、大きな声で鳴く。それは、どこいってたの!心配するでしょ!という感じの声である。
私はごめんごめんと言いながらととっこの頭をなでるが、しばらくの間ととっこは鳴き続ける。
やがて、徐々に落ち着いたととっこは、猫缶を食べたりして寝る。ようやく許してもらった私は、ととっこの鼻をくすぐったり、肉球をちょっとだけ触ったりなんかして、ととっこの機嫌をとるのだった。
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