ぎらり。
テレビの中でちょろちょろ動くものがあると、ととっこは反応する。プレステでゲームをしていたりしても反応する。
低い体勢から、細かく数度足踏みをして突撃。しゅぱしゅぱしゅぱぱと、テレビ画面を前足で叩きまくる。場面が変わって、動きがなくなると、あれっという顔をして撤退。つまらなそうである。
ある日、私はバイオハザードという怖いゲームをやってた。ゾンビが急に出てきて襲いかかるという、ホラーゲームである。
私の操作する主人公がそろそろと廊下を進んでいる。何かが出てきそうで、出てこない。非常に怖い雰囲気なのである。そんなときに、ととっこがしゅっと飛び出し、廊下を進む主人公を連打する。わっ。緊迫した瞬間をうちやぶるととっこ連打に私は驚く。
直後に、廊下の窓をぶちやぶってゾンビ犬が出てきて、私はうわあと叫んでいた。私の声にびっくりしてととっこは逃げた。
なんとかその場面をクリアして、さらに進む。
ととっこはどこかに隠れたままだ。
私は、ゲームの中で何かに襲われるというどきどき感と、ととっこが飛び出してきてびっくりするというどきどき感を同時に味わう。怖さ倍増である。ゲームの面白さを倍増させる、大したととっこなのであった。
場面は進んで、また何かが出てきそうな場所を通り過ぎるようなシーンになった。襲ってくる奴もより怖いやつになってる。動きのすばやい、鋭い爪の怪物なのである。
どきどき感はさらに高まる。いつ怪物が出てくるか。いつ、ととっこが画面に飛びつくか。
緊張が最高に高まる。
次の瞬間、コントローラーを握り締め、画面をじっと見ている私の背中にぴょこっとととっこが乗っかった。
うわぁあ!
心臓が止まるんじゃないかと言うぐらいびっくりした私に、ととっこもびっくりしてどこかに隠れた。自分でもはっきりわかるほど、心臓がばくばくいっている。そうくるとは、考えてなかった。
なんというスリル。だが、驚きすぎて疲れてしまった。少し休憩である。
ふと、ととっこが出てきて、プレステの電源ボタンを踏んで去っていった。画面が真っ暗になる。セーブは長いことしていない。
終わったゲームの電源をきちんと消してくれるととっこ。だが、セーブしたかどうかはお構いなしなのであった。
▲ゲームの電源も切断できるととっこ団長
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