ととっこは早起きだ。
日中、寝てばかりいるせいかも知れないが朝はめちゃめちゃ早い。朝、私が目を覚まして薄目を開けると、ととっこは爪をとぐ。爪とぎの方でばりばりと音がする。
私は二度寝モードに入り、目を閉じる。ととっこは近くにやってきて、私の鼻の頭を前足でちょいちょいとこする。
そんなことをされてしまっては、起きないわけには行くまい。私の顔をじっと見るととっこに短く問う。「ごはん?」
んなぁー!
ととっこは活発に活動を開始する。爪をとぎまくる。部屋を行ったりきたりする。私はのろのろとした動作で、猫缶を開けてととっこ皿に飯を用意する。
ととっこは飯をすぐには食わない。まず、においをかいで、たしかにそこに飯があることを確認し、トイレに行く。おしっことうんこを終えて、飯のところに戻ってくる。
その様子を見ている私の顔をじっと見る。
もっとうまいもん出てくるんじゃねーだろな、という疑いの目である。私が黙っていると、ととっこは食べ始める。ある程度食べると休憩しながら、長い時間をかけて一缶分を食べるのだ。
そんな私と、ととっこの朝。あれは確か、土曜日だったと思う。太陽が昇ってととっこが私の顔をくしゅくしゅやってるのもおかまいなしに、私はぐーぐー寝てた。ととっこが離れ、爪とぎの方でばりばり音が聞こえた。少し静かになる。
ととっこがうろうろしている気配がする。次の瞬間、ととっこは私の腹の上にとび蹴りをかましていた。
いや、正確には、高いところに登って私の腹の上に着地しただけである。普段、腹筋を鍛えていない私は、ととっこの超必殺技にのたうちまわった。ととっこは、だっておなかすいたんだもんというような顔でこちらを見ている。
私はのたうちまわり終え、ととっこに飯の準備をする。
私はととっこに、高いところから降ってくるのはやめなさいと言ったが、ととっこは、この猫缶うめぇーという顔で短く鳴くだけだった。
以来、二度寝をしたいときはととっこに飯の準備をしてからするようにしている。そして、いったん起きて飯の準備をしたりすると、なかなか二度寝できないなあということも学習した私なのであった。
▲布団にひそむととっこ団長
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