ととっこ団通信
ことっこのしゅじゅつ
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ことっこのしゅじゅつ
 血液検査の結果、肝臓の数値が高いということで延期していたことっこの手術。

 苦そうな薬を飲ませ続け、ようやく再手術の日がやってきた。ことっこをキャリーケースに詰め込み、動物病院へ。すでに予約は済ませてあるのだ。

 9:00に来て下さいと言われていたが、少し早めに行こうとして8:30に着いた。早すぎだ。

 早すぎて誰も居ない待合室でそわそわしながら待つ。なんせ、メスを入れる手術なのだ。恐ろしいのだ。私はキャリーケースの網ごしにことっこに落ち着くよう、目で合図を送る。反応がないなと思ったら、そこはことっこのお尻側だった。

 しばらくして、大きな箱を二人で持った夫婦らしき男女が診察室から出てくる。女性のほうはすすり泣いている。直感でわかった。「友達」があちらの世界に連れて行かれてしまったのだ。私はととっこのことを思い出し、もらい泣きしそうになった。

 そこで名前を呼ばれる。診察室に入り、まずは体重を量る。丁度3.0kgだ。順調に太って、いや、成長しているようだ。このあと、血液検査をして異常がなければ手術に入るとのことでいったん引き上げた。

 家にたどりつき、しばらくして電話がなる。血液検査の結果、前回より肝臓の値は下がっているがまだ高いとのことだ。だが、さらに延期してしまうと発情期を迎えてしまい、そうすると将来、乳腺腫瘍の発生確率がぐんと上がったりと色々困ることになるらしい。

 点滴をうちながら手術をしようと思います、と先生。そうして下さいと電話で答える。もう、信じるしかない。

 電話を切り、4時間がたった。

 4時間もかかるものなのか。インターネットで調べると、通常は手術開始して麻酔が覚めるまで2時間といったところらしい。点滴その他があるから時間がかかってるんだろうか。まさか、万が一のことが。

 いやいや、それはあるまい。しかし、5,000件に1件は予想外のトラブルなんかもありえるという。

 胃がきりきりと痛くなる。神様、ことっこはまだ子供なので、連れて行かないで下さい。ととっこの写真にも語りかける。義理のこども、ことっこを見守ってやってくれ。ぱくっこにも語りかける。成功するよう祈ってやってくれ。ぱくっこは、いつも近くにいることっこが居ないのできゅうきゅう鳴いてた。

 電話が鳴り、超反応で受話器を取る。私の動きの唐突さに驚いてぱくっこが逃げた。

 手術が終わり、麻酔が覚めたとのことだ。ありがとうございますを何度も繰り返し、電話を切った。だが、あさっての退院まで油断は出来ない。今回の病院は術後の様子を見るため、二泊三日の入院なのである。

 どうか、どうか、無事に退院できますように。

 ことっこを探し回ってきゅうきゅう鳴くぱくっこをなだめながら、私は祈っていた。


▲ぱくっこさん(左)とことっこさん(右)がストーブ前で丸くなる

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