稽古をつけることを「もんでやる」などと言う。
実力者が、駆け出しの人に胸を貸してやるという意味である。相撲なんかでよく使われている言葉のような気がする。
私は、稽古をつけるわけではなく、本来の意味でととっこ団をもんでやろうとしていた。
地上50cmほどの場所で居眠りをこいていることっこにそーっと忍び寄る。フォックス先生の猫マッサージを片手に、ことっこの顔の中央を鼻の上から頭に向かって12回、指の腹でなであげる。なぜ12回かはわからない。この本にそう書いてあるのだ。
少し触った瞬間に目を覚まして牙をむくと思われたことっこだったが、特に抵抗なくなでられている。3回ほどなでたところで、ことっこの目がぱちりと開く。
なでているのはお前だったのか!
そんな顔をしてはるか後方にぴょーんと飛び去ることっこを想像したが、またしても予想外に、再び目を閉じてされるがままになっている。寝ぼけているのかも知れない。
寝ぼけているうちに、次のマッサージだ。顔の側面を円を描くようにマッサージすべし。
ぐるぐるぐるり。ぐるぐるり。力の入れ加減が難しい。あまり強くぐるぐるすると、ことっこがいやがるのだ。
よし、こんなもんでいいだろう。次は肩甲骨の間である。これは難関だ。
触れた瞬間逃げると思われたことっこは、またしても予想に反して大人しくしている。肩甲骨の間をぐるぐるぐるりとマッサージする。筋肉っぽい何かがある。
本当はこの後、「おなかをマッサージ」「しっぽをやさしくひっぱる」などと言った難易度Aクラスのマッサージがあるのだが、今日はこのへんにしておこう。足の裏をマッサージなどという楽しそうな項目もある。
私の初歩マッサージで気持ちよくなったことっこであったが、そのうち寝返りを打って床に落ち、ショックで目を覚まして走り去った。
そのとき、ぱくっこはと言えば、ケージの網に顔を押し付けて寝ていた。ととっこ団は今日も平和なのであった。
▲マッサージ直後の、気持ちよさげなことっこ
▲白目をむいて寝ているぱくっこ
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