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剣を握らせてみる

剣などの小道具を苦労して微調整しながら、なんとか人間の手の位置に持ってっても、ちょっとポーズを変えると剣は置き去りになってしまう。

そして、再度苦労して剣の位置を微調整して…とか、そんな苦労はやってられない。私は初期の頃、この微調整に苦労してキーッ!となった覚えがあるので、対処方法を書いておく。

この方法は、剣や銃を握らせたままポーズを変えたいとか、人間にめがねをかけさせたいとか、光る玉を人体に埋め込みたいとか、そういうときに使う方法だ。

まずは、完成図を見てもらおう。


▲剣を掲げるおっさん

おっさんのポーズを変えると、剣も連動して動くようになっている。では、やってみよう。

まず、適当なフィギュアと、小道具を呼び出す。剣はデフォルトではついてないので、Renderosityなどから無料のものを探してきてほしい。参考:RenderosityでPoser素材をダウンロード

別に剣じゃなくてもいい。


▲フィギュアと小道具(剣)を呼び出す。

次に、剣の位置を微調整してフィギュアの手のところに移動させる。前、横、斜めなどにカメラを移動させて、確認しながら、微調整しよう。フィギュアに複雑なポーズをとらせると位置あわせがやりにくいので注意しよう。

カメラは、赤丸のとこのアイコンをクリックしながらマウスを動かす(ドラッグするということだ)と動かすことが出来る。


▲剣を手の位置に移動

次に、手を握った形にする。右のメニューから「手」を選び、「にぎる」などを選べばそれらしい形になると思う。納得いかない場合は、指を一本一本微調整しよう。ちなみに私は、そんな細かいとこ誰も見てねーよと思って、割といつも適当だ。


▲握らせる

苦労して指の形を微調整した人は、その指の形を保存しておこう。やり方は、右に出てくるライブラリから「手」を選び、下のほうにある+マーク(赤丸の部分だ)をクリックする。右手?左手?と聞いてくる。登録したいほうの手を選ぼう。間違えると悲しいことになるので気をつけよう。


▲右手?左手?

さらに、現在のフレームと指定フレームのどちらを保存しますか?と出てくる。ここでは「現在のフレーム」を選ぼう。指定フレームの方は、手のアニメーションなどを保存したいときに使うのだ。


▲現在のフレームを選ぶ

では、いよいよ剣を手と連動させる、というか、手のひらに剣をくっつける設定をしよう。剣をクリックして選択状態にした後、メニューの「オブジェクト>ペアレント設定」を選ぶ。


▲剣をクリックした後、オブジェクト>ペアレント設定

エレメントを選択してくださいというちっちゃいウインドウが出てくるので、「右手」を選ぶ。例えばめがねだったら、ここでは「頭部」を選べば顔にめがねがくっつくことになる。


▲右手を選択

これでもう、剣は右手と連動している。どんな無茶なポーズを取らせても大丈夫だ。色々やってみよう。


▲剣をながめる


▲しゃがんでみる

ポーズを変えると、剣を握ってる手が開いたりしてしまうので、さっき保存しておいた「握り」を適用する。フィギュアをクリックして、右のライブラリの「手」から、さっき登録したものをダブルクリックするか、選択した後「適用」をクリックすればいい。

右手?左手?と聞いてくるので、右手を選ぼう。


▲右手をクリック

手は無事に「握った」形になる。もうどんな武器もぶん回し放題だ。ぶんぶん振り回して欲しい。


▲ぶん回しすぎて疲れ果てたおっさん

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