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カメラ目線

目の向きというのは結構重要で、適当に設定するとあっという間にマネキンみたいになってしまうPoser。今回は、「定まった視線」という当たり前のことを覚え書きしてみたい。

まずは完成図。


▲ぎょろり

左の方にある何かを見つめている感じ。実は、目玉の角度を手動で変えてもこんな風にすることは出来る。だが、例えばハエを目で追うようなアニメーションを作りたいとしたら、いちいちそんなことやってられないだろう?私はやってられない。

では、やってみよう。まず、何でもいいからフィギュアを呼び出す。私はいつもの赤いおっさんを呼び出した。


▲フィギュアを呼び出す。

そんでもって、「メインカメラ」と表示されてるとこをクリックして「サブカメラ」に切り替えよう。常にサブカメラを見つめる目線にしようという訳だ。


▲サブカメラに切り替え

次にサブカメラの位置を適当に変更しよう。まあ、顔のわりと近くの方がいい。なお、わかりやすくするために目の角度を適当にいじってあらぬ方向を向かせてみた。怖い。


▲サブカメラの位置を調整

次に右目をクリックして選択状態にしてからオブジェクト>方向を指示を選ぶ。選んだパーツを別のパーツの方向に向かせるという設定だ。


▲オブジェクト>方向を指示。

ちっこいウインドウが出てくるので、「サブカメラ」を選んでOKをクリック。


▲サブカメラを選ぶ

これで右目は、常にサブカメラを見つめていることになった。左も同じように設定する。

左目をクリックし、オブジェクト>方向を指示を選んで、「サブカメラ」を選ぶのだ。

そうすると、下のような「カメラ目線」になる。試しにカメラの位置をぐるぐる動かしてみよう。おっさんの視線は常にカメラを見つめているはずだ。


▲見つめるおっさん

ここでやめてレンダリングしてもいいのだが、「カメラ以外の一点を見つめる」という感じにしてみよう。「サブカメラ」の表示のところをクリックして、「メインカメラ」を選択する。Ctrl+Mを押してもいい。


▲メインカメラに戻す。

そしたら、あとはメインカメラの位置もいじったりして、レンダリングすれば出来上がりだ。


▲ぎょろり 完成

ちなみに方向を指示のとこに出てくるウインドウで、ボールだとか別のフィギュアの顔だとかを指定すれば、「見つめる」感じが出せる。

さらに、目玉じゃなくてカメラを選んでからオブジェクト>方向を指示を選択して、対象物を選ぶと、カメラがおっさんの顔を映し続けるとか、打者に打たれたボールを追うなんていうことも出来る。やり方は、リアルな動きをつけてみる(BVHファイルを適用)の下の方に書いてあるので参考にしてほしい。

じゃあ、顔の方向も指示すれば、目だけじゃなく、顔も目標の方向に顔を向けることができるんじゃないの?と思ったが甘かった。

おっさんの頭頂部が目標の方向を向いてしまうのだ。うーん。


▲目標に頭頂部を向けているおっさん

とりあえず、目の方向だけで我慢することにして、今回の覚書を終わる。

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