手洗い石鹸で顔を洗うバカ
手洗い石鹸で顔を洗っていたバカがいる。
私のことだった。
洗面所に置いてある手洗い用の石鹸だ。
100円くらいで買えるやつ。
なんというか、「石けん強度」みたいなのが違うらしい。
「からだ用」と「顔用」は分けるのが当たり前なのだそうだ。
!!
って、おい、私は40年以上も、手洗い石鹸で顔洗ってたぞ。
やばい。私の顔は相当ダメージを食らっている。
誰か、「新しい顔よ!」とかいって、新品の顔を代わりに投げてくれないだろうか。
だが、そんなアンパンマンのような状況は、現実には起こらないし、生首を投げつけてくる奴が居たら、それはそれでコワイ。
「なにニヤニヤしてんの?」
自分の部屋で情報集めをしている私を、妻がのぞきにきた。
リアルアンパンマンを想像しているうちに、ついニヤついてしまったのか。
「い、いや、ニヤニヤしてないよ!」
「あっそ。ならいいんだけど」
相変わらず、何がいいのかわからない。
妻は去っていった。
といっても、実家に帰っていったわけではない。
リビングのテレビ前定番ポジションに戻っていったということだ。
いちいち書かなくてもわかりますか。
正しい顔の洗い方って?
まず、「顔用の石けん」を使う。
または、「洗顔料」
そういえば妻は、チューブ入りの何かで顔を洗っているようだ。
全く、女性が顔に対して使うアイテムは、種類が多すぎて意味がわからん。
そして顔をゴシゴシこすらずに軽く洗うらしい。
それで十分汚れは落ちるとのことだ。
うーん、なんかスッキリしなさそうだなあ。
けどまあ、理にかなっている気がする。
とりあえず、顔用の石けんを使うところから始めようと思ったのだった。