DAZ を中心に、光と影が美しい建造物アイテムを多くリリースしているアーティスト、stonemason氏を紹介してみたい。
古いインタビュー記事によると、stonemason氏の本名はStefan Morrell。1975年生まれでニュージランドのChristchurchと呼ばれる町に多くの犬と猫に囲まれ生活しているという。彼はCG以外に、彫刻や絵画アートなども手がけており、彼の父もまたアーティストだったそうだ。
彼はBryceとPoserを2002年に使い始め、renderosityでstonemasonとして作品を発表するようになった。
彼はまず紙にラフアイデアを描き、3dsMaxでモデリングし、UVマッピングやテクスチャ制作もこのときにやってしまう。ディスプレイスメントやモーフ制作、最終スカルプはZBrush、テクスチャ制作にはPhotoshopとDeep Paint3d(日本ではマイナーな3Dペイントツール)を使っているそうだ。
彼の主な作品は、未来都市、中世の建造物、現代の建造物などだが、どれも現実感のある「汚し」がかけられている。さらに、レンダリングして光と影が加わることで、「この場所には何かある」という感じがしてくる。命が吹き込まれるとでも言うのか。それが見るものの心をゆさぶるんだと思う。
どれも値段は決して安くないのだが、「ああ、これは買っておかないと」と思わせられる。キャラクターの背景にこれらの建造物があると、それだけで絵になるような気がするのだ。
最近のニュースと、アートギャラリー、いくつかのフリー品(未来風建造物)がある。
Poserアイテムとしては、どうでもいい脇役になりがちな背景建造物だが、stonemason氏のは建造物だけで成立するアートの域まで達している。作品を購入しても間違いのないアーティストだと言えるだろう。
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