PoserPhysics2012 サービスリリース1（の予定）

　 PoserPhysics2012 に関する質問を作者の方にメールしたら、サービスリリース1で対応予定だよ、と返事をいただいた。

　サービスリリース1がいつ配布されるかは謎だが、公式ブログに更改予定の内容がアップされている。→http://poserphysics.blogspot.com.au/2012/06/poserphysics-sr1-notes.html

　ざっと訳すとこんな感じ。

PoserPhysics2012　サービスリリース1新機能

• 「ユニバーサルジョイント」という関節タイプが追加。鎖のような接続に最適
• 非表示アイテムをシミュレーションに含めないようになった
• プロップを地面にジョイントで固定できるようになった
• ジョイントローテーションを追加
• 物理演算にシリンダを追加。自動車のタイヤなどの形状に最適
• ダンピング（空気抵抗）を追加。プロップが永遠に回転することがなくなる
• プロップの接続にPoserのParentシステムを使うのをやめた。独自の仕組で、プロップ同士を接続できる。これにより、シミュレーションするたびにオブジェクトの親子関係が解除されることがなくなった。
• PythonAPIに重力指定を追加
• モーターを追加

不具合修正

• ＧＵＩに入力内容チェックを追加
• 同時にPOSERPHYSICSのWindowsが複数立ち上がることはなくなった
• シーンセッティングタブのチェックボックス情報を保存するようになった
• カプセル形状はPoserCapsuleにリネームされた
• 旧バージョンのPoserPhysicsがインストールされていた場合、PoserPhysics2012の動作を邪魔していた不具合を修正
  

まとめ

　ちなみに、私が送った質問は「Pythonから重力を指定できないようです」というものだった。

　GUIから指定できるようにしたから、PythonAPIから外しちゃったよ、はっはっは、という感じの回答が帰ってきて、ベータ版のSR1を添付して送って来てくれた。おお、たしかにジョイントの接続方法が新しくなってるし、自動回転する「モーター」という新ジョイントが加わっている。だけど、重力指定はやっぱりできなかった。まあいいけど。

　それにしても新機能はいいのだが、球やシリンダーなどのプリミティブ形状に関するものばかりで、フィギュアというかラグドールがらみの新機能が全然ない。ちょっと方向性を見誤っているんじゃないのか、と心配になりつつ、今回の覚書を終わる。

▲新機能Motorジョイントを使ったテストムービー Aiko4 + Phantasie + Troll 。

関連：
正統派ファンタジー女戦士服　Phantasie
Aiko 4 Baseフィギュア
Poserで物理演算アニメーションが出来るPythonスクリプト　PoserPhysics2012

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