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Poserで物理演算アニメーションが出来るPythonスクリプト PoserPhysics2012

 SmithMicroから、PoserPhsycs2012がリリースされたのでゲット。2012/06/24まで、$20割引の$29.99だったので、忘れないうちに速攻で購入した。

 以前にあった物理演算スクリプトPoserPhsycsのPoser9/PoserPro2012対応版だ。(参照:Poserで物理シミュレーションができるプラグインPoserPhysics

 地味だけども、公式のPoserPhysics2012のムービーを貼り付けておこう。

 Poserフィギュアや小道具に対して、物理演算を施したアニメーションをつけることができるのだ!

 なお、Service Release 2(SR2)パッチが必須ということなので、適用しておこう。(参照:Poser9 / PoserPro2012のSR2(修正プログラム) リリース

マニュアルがない?

 なんと、このツールは購入してもマニュアルがついていない。 ネット上に公開されているので、ダウンロードしよう。

 PoserPhysics2012のオンラインドキュメント → http://physicalc-software.com/sites/default/files/PoserPhysics%202012%20Manual%20SR1%20version%201.pdf

 ドキュメントは英語で、ほとんどが以前のバージョンの流用だけども、まあ、ないよりは全然ましだろう。 他にも、以下の情報が公開されている。

 PoserPhysicsブログの方には、スクリプトサンプルやムービーなどが公開されている。

何が新しくなった?

  • Poser9/PoserPro2012で動くようになった
  • インタフェースが新しくなった。
  • 物理演算シミュレーションがCancelボタンでちゃんと止まるようになった。
  • ラグドール機能を強化。よりリアルな動きになるように調整し、より多くのフィギュアに対応。
  • 重力をインタフェースから調整できるようになった。
  • 対象の「摩擦」を調整できるようになった。
  • プロップを接続して、より複雑な形状を作ることができるようになった。ボールジョイント(球体関節)、ヒンジジョイント(ちょうつがい)をサポート。別のプロップを親に指定することで、接続できる。

 というわけで、新たにできるようになったのは、プロップ同士を接続して関節構造にできるというところか。

 だが、「プロップで関節構造」は、応用次第では面白いことが出来そうな気がする。

どうやって動かすの?

 マニュアルはわかりにくすぎて、画面をどうやって出したらいいのかもわからない。ひとまず、以下の手順をやってみよう。

  1.  Poser9/PoserPro2012が起動していたら、いったん終了させる。
  2.  PoserPhysics2012をインストールする。
  3.  Poser9/PoserPro2012を起動。
  4.  画面上部のメニューから、「Script」→「PoserPhysics」→「PoserPhysics」を選択
  5.  設定画面が出てくる


▲とても簡素なPoserPhysics2012の設定画面

とりあえず動かしたい

 シーン内にフィギュアとか小道具を呼び出して、PoserPhysics画面の「Run Simulation」をクリックすればOK。

 計算処理が始まって、じわじわとフィギュアたちが重力に従って落下する。

 「床」がないと、フィギュアや小道具はひたすら下に落ちていってしまって、全く楽しくないので気をつけよう。

落っこちるだけなの?

 衝突判定なども自動で行われて、各フィギュアや小道具にもパラメータを設定できる。のだが、もっと色々気の利いたことをするには、Pythonスクリプトから直接物理計算機能を呼び出してやらなければならないようだ。

 このへんは、色々試してみて、面白い動きが出来たら公開してみたい。

まとめ

 旧PoserPhysicsがPoser最新版で動かなくなったよちくしょう、と嘆いていた私にとってはありがたい。

 けど、「とりあえずPoser最新版に対応してみたよ」という程度の仕上がりは、きっとユーザ自体が少ないんだろう。もっとこう、「簡易乳揺れ機能」とか、「パンチで人間ふっとび機能」とか、そういうわかりやすいのを作ってくれればいいのになあ。

 まあ、ないものはしょうがない。とりあえず、色々試して見ることにして、今回の覚書を終わる。


 PoserPhsycs2012

 Poser9/PoserPro2012対応の物理演算パイソンスクリプト。

 フィギュアや小道具に対して、物理演算によるアニメーションを付けることができる。


 

関連:
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