Poser++さんのサイトをなんとなく見ていたら、恐るべき技術を注ぎ込んだツールがひっそりと公開されていた。
▲3Dひもぐるぐるシステム GordianKnot
これは、リアルタイムに当たり判定を行いながら、3D形状に沿って紐をぐるぐる巻く、という見たことも聞いたこともないツールだ。ぐるぐる巻いたひもは、3Dデータとしてobj形式で出力して、他の3Dソフトなんかで使うことができる。
私のような低俗な人間は、SM的な用途に使うものだな、という考えが真っ先に頭に浮かんだが、きっと幅広く応用出来るものと思う。
.NetFramework2.0 ServicePack1(x86)が必要なので、OSに適用していない人はダウンロード&インストールしておこう。
まずは、適当なobj形式のファイルをインポートしておこう。
適当なobj形式のファイルを用意し、画面上部のメニューFile→Import Objectを選択して、データを取り込む。
私は、ちょうどそのとき触っていたmakehumanの人間データを取り込んでみた。
画面に取り込んだデータが表示されたら、画面左の「Drop Item」のところにあるアイコンを3D表示エリアにドラッグ&ドロップしよう。両端の丸い、バトンのようなものが表示される。
そしたら、バトンの端のまるっとしている部分をドラッグして、3D形状に「巻きつける」のだ。何かに当たると、自動的に関節球が増えて、形状にそって曲がってくれる。
▲ぐるぐる巻こう
デモムービーを見ると、さらにもっと色んなことができそうな感じだった。
なお、巻き終わったら、画面左の「Render Mode」をクリックすると、ひもになった状態を確認することができる。
さらに、Renderモードでは、File→Exportで、「ひも」をobj形式にexportできるのだ。
「何かに沿ったひも」や、「結び目」を簡単に作ることのできるツールのようだ。もう少し使い込んでみることにして、今回の覚書を終わる。
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人型obj簡単作成ツール makehuman ダウンロード編