ムービーのBGMとして、素材集や自動演奏ソフトなんかを利用している私だが、どうもイマイチだなーと思って色々調べていた。
初音ミク なんかのボーカロイドももっと活用したいけども、ボーカロイドに流し込む著作権フリーのMIDIデータ探すのも大変だし、自分で作るなんてとんでもないしなー。
とか思っていたが、紙の楽譜をスキャンして楽譜をパソコンに取り込み、MIDI化してしまうという恐るべきソフトがあることを知った。
ソフトの名前はPrintMusic。
PrintMusicは音楽業界では超有名な「Finale」(フィナーレ)という、プロ向けソフトの廉価版だ。Finaleは、バージョン1が発売されてから20年の歴史あるソフト。作曲家や演奏家などのプロの方々が使っていて、.musicSheetという形式のFinale用データも数多く出回っているらしい。(有料)
ただ、Finaleは値段が6万円以上する。さすがプロ向けだ。
ちょっと機能を削った、私のようなライトユーザ向けのものはないか、と調べてみたら、思った以上に細かくグレードが分かれていた。Finale, Finale Allegro, PrintMusic, SongWriter, Finale notepadといった具合だ。その中から、以下の条件に当てはまるものを探したら、それがPrintMusicだったのだ。
体験版を使って、楽譜を取り込んでみた。
▲スキャナから取り込み中。曲は「おかあさん」
▲取り込んだ例
一発でバシィッ!と完璧に取り込めるわけではなく、取り込み後に認識ミス等の手直しが必要なようだ。だけども、楽譜を見ながら打ち込むよりは遥かにマシである。著作権フリーのMIDIデータを探しまわって、広告リンクだらけのサイトを渡り歩かなくても、「私がMIDI化しました!」と、堂々とMIDIデータを使えるのだ。
YouTubeやニコニコ動画に投稿するならば、JASRAC管理曲なんかも使えるではないか。素晴らしい。
最上位版のFinaleは私には多機能で高価すぎるかな、という感じだが、PrintMusicはダウンロード版で10,500円と、手頃な感じ。このソフトは名前のとおり、「楽譜をキレイに印刷する」のがそもそもの目的のような気がするが、私は楽譜取り込んでMIDI化、というところを主に使わせてもらうことにしよう。
買うタイミングを検討しつつ、今回の物欲日記を終わる。
PrintMusicに関する覚書をこちらにまとめました。 →Finale覚書
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