makehumanで書き出したobjで群衆シーンを作る１

　makehumanで書き出したobjファイルをPoserに読み込んでみたい。

　そのまま使うには、今どきのPoserフィギュアと比べてポリゴンが荒すぎるので"Hexagon"などの外部モデラーを使って、ポリゴンの分割を細かくしたりしないといけないだろう。しかし、私は細かい部分がわかんないくらいカメラから離れた位置において、群衆シーンを作ってみたいなと思った。

▲同じ格好の人がぼけーっと立っている　群集シーンを目指した画像

　今回たどりついたのは、ここまで。同じ服で同じ格好で同じ方向を向いてて、同じポーズだけども、まあ、人数だけは居るなという感じだ。今後工夫をかさねて、ちゃんとしたものを作っていきたい。

　では、とりあえずやり方。

makehumanで書き出したobjファイルを読み込む

　まずは、Poserのメニューから、ファイル→読み込み→Wavefront OBJ...を選択する

　ファイル選択画面になるので、makehumanで書き出したobjファイルを指定する。その後の読み込み設定はこんな感じで。

　行き倒れた人のように、うつぶせ状態の人間が現れる。そういうものなんだろう。気にせず先に進もう。

▲だいじょうぶですかっ

　この人間はオブジェクト扱いなので、ポーズなどを取らせることは出来ない。人体を選択状態にして、パラメータ／特性パレットでx軸回転パラメータを調整し、ちゃんと立たせよう。

▲立った！立った！

　全身がきらんきらんしすぎているので、ちょっとマテリアルを設定してみよう。

　マテリアルルームを開き、シェーダーウインドウで「マテリアル」をクリックしてみると、ある程度のマテリアルのグループ分けは出来ているようだ。日本語が表示されているのは、Poserが内部で勝手に翻訳しているんだと思う。だって、makehuman自体は英語のツールだから。

▲いくつかのマテリアルにグループ分けされてる

　それぞれ、肌色っぽい色や黒目っぽい色などを割り当てよう。一番簡単なのは、「Poserサーフェース」の拡散色を変更することだ。テカリを抑えたいときは、鏡面値を下げればOK。

　一部、何故か歯のマテリアルが胸の中央に割り当てられていてなんじゃこりゃと思うが、気にせずいこう。私は歯に肌色を割り当てて、それでいいやと思った。

▲胸の中央の白いところに「歯のマテリアル」が割り当てられている。

　それにしても怖い。白目が多すぎるんじゃないか。まあ、でもとりあえずこれで人間らしき形状が呼び出せた訳である。

関連：
Hexagon製品情報
人型obj簡単作成ツール　makehuman　ダウンロード編