Poser Pro 2012以前と同じ手法だが、 英語版 Poser Pro 2014 を7割ぐらい日本語化する方法を紹介してみたい。
▲イマイチ似なかった、ちょっと流行りの林先生
▲7割くらい日本語化されたPoserPro2014
▲メニューやユーザインタフェースも日本語化
▲ライブラリも日本語化
若干の日本語化の作業が必要だけども、
まあまあ、通常の作業時には困らない程度に日本語化できる。
しかも、前バージョンとは違って、日本語化用リソースファイルが、未完成ながらPoserインストールフォルダ内に含まれているのだ。
テキストエディタ。 大きめのファイルをいじるので、メモ帳だとちょっと不安。
私はサクラエディタを使った。
※作業中、コードの形式をSJISかUTF-8か、などと聞かれたら、UTF-8形式にすること!
まず、ざっとした全体の流れを説明しよう。こうだ。
あとは、Poserを起動すれば、無事に日本語化は完了だ。
では、やってみよう。
以下のフォルダに移動
C:\Program Files\Smith Micro\Poser Pro 2014\Runtime\ui
インストール時に、インストール先フォルダを変更している人は適当に読み替えて欲しい。
以下のファイルのバックアップを取る
Windows7の場合、Program Files以下のフォルダに対して書き込み出来ない(アクセスが拒否される)ことが
あるので、上記のuiフォルダのプロパティを開き、読み取り専用属性を解除するなり適当にやってほしい。
バックアップは、どこか適当なフォルダを作ってファイルをコピーしておいてもいいし、
コピーして名前を変えておいてもいい。※いじり方を誤ると起動しなくなるので、絶対にバックアップをとっておくこと!
さて、まずは、languages.xmlをテキストエディタで開く。
置換機能を使って、「English」を「temp_language」に全置換する。
続いて、同じく置換機能で「Japanese」を「English」に全置換する。
こうすると何が起こるか?
「English」のところに、日本語のキーワードが入るのだ。
つまり、Poser自体はEnglishモードで動いているつもりなのだが、
参照するリソース情報は日本語に書き換わっていて、
結果として、Poserが日本語化されるというワケである。
ファイルを上書き保存する。
Windows7の場合、C:\Program Files以下で編集・保存が出来ないかも知れない。
(読み取り属性は外したはずなのに、だ)
その場合は、どこか適当な場所にファイルをコピーして編集したあと、エクスプローラなどで
再びC:\Program Filesにコピーして戻すといいかも知れない。
同様にlibraries.xmlも書き換える。
以下のファイルをコピーする。
コピー元:C:\Program Files\Smith Micro\Poser Pro 2014\Runtime\ui\altUI\Japanese\Poser.xrcコピー先:C:\Program Files\Smith Micro\Poser Pro 2014\Runtime\ui
さて、最後が少々めんどうだ。実は、日本語リソースファイルには、新機能関連がごっそり抜けている。
作業対象のファイルは、Poser.xrcだ。ここでいったん、Poser.xrcの二回目のバックアップを取っておいたほうがいいかも知れない。
作業は、オリジナルのPoser.xrc(つまり、一回目にバックアップとったやつだ!)と、
今uiフォルダにあるPoser.xrcのコピペ+アルファの作業になる。
以下、コピペ元のオリジナルファイル該当箇所(水色反転部分)をあげておこう。
面倒だと思うが、各自前後のname="・・・"の数字などを手がかりにして、
どこにコピペすればいいのか探しつつ、完成させて欲しい。
以上で、Poser.xrcの修正は終わり(たぶん)
最後に、language.xmlの修正だ。
language.xmlの編集
こちらは、新機能に該当する部分の日本語を記入する作業になる。
「Progressive Mode」に対応する日本語がないので追加記入した。(水色反転部分)
さらに、日本語の記述自体がない箇所。
こんな感じ(赤字部分)で追加した。
これで終わりだ。(たぶん)
あとは、アップデートがあったときに備えて、最終状態のファイルをキチンとバックアップしておこう。
今回は、3種類のファイルを日本語化のために書き換えた。
しかし、language.xmlはフィギュアの内部パラメータなども勝手にに日本語に変換してしまう(ような気がする)ので、
日本語化はメニューだけ(Poser.xrc)にとどめておくのが懸命かも知れない。
そのうち、勝手に日本語化されないようにスミスマイクロの方で対策されるかも知れないけども、
まあ、それまでは抜けなどがあったらこのページに追加していくことにしよう。
日本語化って、大変だなあと想いつつ、今回の覚書を終わる。
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