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PoserPro2014で真夏の太陽の下にいるカンジのレンダリング

 真夏の屋外にいる感じの画像を作る手順を覚書してみたい。


▲アニメ調フィギュア  Chibibel に適当な背景画像を合成したもの。

PoserPro2014をゲットしたけど、IDLとかSSSとかゆー機能はどうやって使うんだよ、ああ?
と、イラッとした人の、とっかかりになるとうれしいと思う。

使ってる機能はこんな感じ。HDRライトは正式名称じゃない気がするけど、まあ、フィーリングで。

  • HDRライト(画像をベースにしたライティングで、立体感が感じられる「全体光」みたいなのを作れる)
  • SSS(人肌のように、光が薄く透ける様子を再現する機能で、肌の輪郭線付近がリアルになる)
  • IDL(間接光をシミュレートする機能で、影が真っ黒にならず、いい感じにリアルになる)

シーンにフィギュアを配置!

 まず、シーン内に適当なフィギュアを呼び出して、ポーズをつける。服も好きなのを着せる。
 SSSの効果を楽しむためには、ある程度肌が露出している服のほうが楽しい。

HDRライトを適用

ライブラリのLight>Poser Pro 2014 Content>HDRVFX>Pond Aoを適用。

ライトが2つになるので、ライトのうち「HDR IBL」を選択して、
パラメータダイアルから、Intensityを200%に変更。

メインメニューObject>Create Light>Infiniteでライトを一つ追加。
足元に影ができるように位置を調整する。

SSSを適用

マテリアルルームに移動。

編集ツールで「スポイト」を選択し、フィギュアの肌のどこかをクリック。
シェーダウインドウに、フィギュアの肌マテリアルが表示される。

Shiftを押しながら、Add Skin SubsurfaceScatteringをクリック。
フィギュア全体にSSSが適用される。

適用されたかどうかは、「Subsurface Skin」というノードが追加されたことで、確認しよう。

あと、ついでに書いておくと、地面(Ground)のマテリアル設定で、
ルートノード(PoserSurface)の「Shadow_Catch_only」にチェックを入れておくと、
「地面の影だけ」がレンダリングされるので、背景との合成に便利だ。

IDL効果をつけてレンダリング設定

ポーズルームに戻る。
メインメニューから、Render>Render Settingを選択し、
以下のように値を設定。

Render Nowをクリックしてレンダリング。

これでできあがり。簡単だ。これ、PoserPro2012やPoser9でも、ほぼ同じかなぁ。
まあ、そんな感じ。年末のちょい長めの休みを使って、Poserレンダリングを楽しんでみてほしい。

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