BelBel よりも幼い女の子が好きな大きなお友達のためのフィギュア、ChibiBelを紹介してみたい。
一言で言うと、幼児体型のBelBelである。モーフパラメータなどをいじると、こんなの出していいのと言いたくなるものが出てきたりする。どこかからクレームが入って販売中止にならないことを祈ろう。
付属品は以下のとおり。 特に必要なフィギュアはなし。単体で遊ぶことができる。
体型は完全オリジナルで、他のフィギュアの服を使い回すことは出来ない。Aiko3.0と頭のサイズを同一にするモーフターゲットが頭に仕込まれていて、Aiko3.0用の髪を共有できる。
▲フィギュア本体とフィギュア型のロングヘア
▲SchoolSet 通常レンダリング用(Shading)と、トゥーンレンダリング用(Toon)の2種類が付属
▲MATポーズ。各種トゥーンレンダリング用と、髪の色変更、目の色変更用
▲服の色変更用MATポーズ 下着の色もカラフルに
▲小悪魔的(?)なポーズが24種類
フルボディモーフも色々仕込まれていて、腰や首、足首を細くしたりとカスタマイズが可能。胸の大きさも数段階変形できる。
▲ノーマル状態の胸
▲フルボディモーフ breastsmallを1.0に。なんと胸がなくなってしまった。ない方がいいんだという人のためのモーフか。
▲breastsize1を1.0に。少し大きめの胸
▲breastsize2を1.0に。重力に負けない大きめの胸
▲breastsize3を1.0に。さっきより小さくなったような。
また、腰部を選択状態にすると、「NoGen」という禁断のパラメータが現れる。
▲腰部のパラメータ
これはデフォルトでは1.0になっている、「生殖器を表示しない」というパラメータなのだ。これを0にすると、腰部に変化が現れるが、それはちょっと画像を掲載するのはためらわれるので各自確認しておいて欲しい。
また、表情データは1つのパラメータで両方の目や眉が動くお手軽パラメータに加え、左右別々に動かすためのパラメータも別途用意されており、BelBelよりも複雑な表情を作ることができるようになっている。
最後に、各トゥーンレンダリングのやり方を紹介しておこう。これはBelBelのときに採用されていたものだ。
まずは、ちびべる本体に、MATポーズ「Chibi Bel PV」を適用する。
▲P6 Previewと書かれたMATポーズをちびべる本体に適用
次に、ドキュメントスタイルを「スケッチシェーディング(ライト付)に変更する
▲「スケッチシェーディング(ライト付)に変更
仕上げに、レンダリング→アンチエイリアスで、線のぎざぎざをなめらかにすれば完成だ。なお、服を着せるときは「Toon」とついている方の服を使おう。
この方法は、アウトライン(体の外周の線)がとてもきれいに描けるというメリットがある。
別に手法の名前が決まっているわけではない。
ちびべる本体に、P5 Toonと書かれたMATポーズ(Chibi belToon)を適用する。P5 ToonGlossyでもOK。こちらは肌がつやつやになる。
レンダリングオプションで、Poser4タブをクリックし、「アンチエイリアス」にチェックを入れてレンダリングする。
かなりきれいな仕上がり。アウトラインは少々がたがたしているが、塗りが非常にきれいというメリットがある。
どちらも一長一短という感じはあるが、Poserでここまできれいにアニメ調のレンダリングが出来ることを発見したBelBel作者のyamatoさんには惜しみない拍手を送りたい。
Poserの簡易版という感じの無料ツール、DAZ STUDIO。実は、DAZ STUDIOのCARTOONモードでレンダリングしたものはPoserで作ったものより数段キレイだ。
▲めちゃめちゃキレイ
以下、上の画像を作った際の設定をメモしておく。DAZ STUDIOでフィギュアを呼び出して服等を着せた状態を前提に話を進める。
無限光(Distant Light)を三つ追加する。
DAZ STUDIOは、デフォルトだとライトがない。ライトが無い状態だと、シーン全体を自動的にほどよく明るくしてくれるのだが、光を一個追加したとたんに「自動光」はなくなり、配置したライトでシーンが照らされることになる。ややこしいが、光を一個追加したとたんシーンが暗くなるかも知れないけどあわてなくていいよ、ということだ。
追加したDistant Lightは、イメージ的にフィギュアの右上、左上、正面から照らすように調整する。調整は、distant Lightを選択状態にして、ParametersのRotationをいじるとできる。なるべく、顔に真っ黒な影や光の明暗の境界線が入らないように調整する。これも好みってものがあると思うので、好きなように。
ライトなんか選択できねーよという人は、画面上部のメニューから、View→Tabs→Sceneで「シーン内にあるもの一覧表」みたいなのが出るので、そこのDistant Lightをクリックすれば選択状態になる。
そのままだと明るすぎるので、Distant Lightの明るさも調整しておこう。Distant Lightを選択状態にして、ParametersのIntensityを調整する。正面のライトが80%、左右のライトがそれぞれ40%くらいでどうだろう。これも好みの問題なので、納得のいくように調整すればいいと思う。
あとは、画面上部のメニューから、Render→Render Settingsでレンダリング設定画面を開き…、
Render StyleをCartoonに変更して、Renderボタンをクリックすればレンダリング開始だ。
有料のPoserよりも、無料のDAZ STUDIOの方がキレイにトゥーンレンダリングできるのは複雑な心境なのである。
幼児体型のアニメ調フィギュア「ちびベル」とブレザー風学生服のセット。
ChibiBel本体に、ロングヘア、ジャケット、シャツ、スカート、ブラ、パンツ、靴下、靴、かばんが付属している。モーフターゲットも仕込まれており、表情、体型などを変えることが可能。
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