▲ 髪や服がひらひらするアニメーション。モデルは、 ChibiBel 。
Poserには、ダイナミッククロス用にWindという機能があるが、今回は「wave」を使ってシーン内に風を起こしてみたい。
風を起こすと言っても、シーン内に風発生オブジェクトみたいなのを置くわけではなく、髪や服のすそなどをひらひらさせて、風が吹いているように見せる感じだ。
今回は、後ろ髪にwaveを、横の髪に、スカートとジャケットのすそはモーフターゲットのパラメータ調整でひらひらさせている。
モーフターゲットやwaveを使うと、ループアニメが作りやすいのだ。
たとえば30フレームのアニメーションだと、以下のようにパラメータを変化させれば、最初のフレームと最後のフレームが違和感なくつながる「ループアニメ」ができるというわけだ。
▲Phaseを0~1まで変化させれば、waveがちょうど一周する感じ
今回は、waveの設定方法を覚書しておこう。
waveを適用したいオブジェクト(たとえば髪)を選択状態にする
画面上部のメニューから、Object→Create Waveを選択
Waveというにょろにょろしたアイテムと、Wave Zoneという球が現れる。
Wave Zoneは、「影響範囲」のようなもの。デフォルトだと2次元的な「OutLine」という表示なので、ワイヤーフレーム表示にすると形状がつかみやすくていいんじゃないだろうか。
ワイヤーフレーム表示にするには、Wave Zoneを選択状態にして、画面上部のメニューから、Display→Element Style→Wireframeを選択すればOKだ。
WaveZoneは、位置と大きさのみが「波」に影響する。回転角度は関係なし。waveの方は、ドラッグしてつまんで色々動かし、フィーリングを肌で感じればいいんじゃないだろうか。
まあ、私自身がまだ完全に動きを把握できていないので、詳しくはまた別の機会に書くことにして今回の覚書を終わる。
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