栃木サイクリング 中禅寺湖で冒険しようぜ

栃木サイクリング 中禅寺湖で冒険しようぜ

中禅寺湖へ向かう

週末。

 

天気予報をチェックし、雨が降らなさそうなことを確認した私は、今週もどこかにでかけようとしていた。今回のターゲットは中禅寺湖。どういうところだか、いまいちイメージのはっきりしない場所に向けて私は旅立った。

 

中禅寺湖は栃木県にあり、電車で日光まで行って、
そっから自転車に乗れば到着できそうだということは事前に確認してあった。

 

日光は関東の人が家族連れでよくドライブに行く場所らしいことは、
なんとなくわかっている。

 

私は関西生まれなので詳しいことはわからないが、景色がよさそうだ。

 

例によって寝坊して、9時ごろに出発し、駅前のマクドでソーセージエッグマフィンを食った私は、自転車を折りたたみ、電車に乗り込んだ。

 

今回は中禅寺湖のほとりでキャンプ予定なので、荷物は多い。テント、寝るときに下に敷くクッションシート、携帯コンロ、携帯ナベ、携帯イス、えー、あとはなんだっけな。必要と思われるものを一通り持ってきてあるのだ。

 

黒い袋は自転車が、白い袋はそれ以外のが入っている。重い。重いが、電車で移動するのでたいしたことはない。気になるのは座る席が確保できるかどうかというところだ。
当たり前だが、準急だとか快速だとか名前のついている電車は混んでいる。みんな、一分たりとも時間を無駄にしたくないわけだ。そこを突いた。

 

突いたというか、早い話が各駅停車の電車に乗っていった。がらがらの電車に乗り、私は徐々に目的地に近づいていく。

 

みなみくりはし、という駅に着いた。各駅停車はいいのだが、なぜか5駅ごとくらいに終点になってしまい、別の各駅停車に乗り換えないといけないのだ。

 

せっかく乗り換えても、また5駅くらい進むと終点になってしまう。各駅停車で長距離をだらだら移動すんじゃねえ、ってことなのか。ほっといてくれ。

 

ちなみに、この駅のひとつ手前が「さって」という駅だ。さって。ひらがなだけ見ると、漢字でどう書くのか想像もつかないが、特に支障はない。

 

日光ついた

 

道中は景色を見るくらいしかすることがなくヒマだった。なので、そういうくだらないことも考えつつ過ごしたわけだ。

 

イベントと言えば、東武日光の手前の「いまいち」とかいうなんだか評価の低そうな駅で電車が分離したくらいだ。

 

6両編成の電車が2両と4両に分離し、それぞれの道を行く。日光行きは2両だった。そんなに日光行く人は少ないんだろうか。

 

駅のホームにも誰も居ない。その色はちょっとどうだろうと思われる、カラシ色の制服を着た駅員が横切ったくらいだ。

 

ゴールデンウィークをずらすことであまり混んでないだろうと思ったのだが、混んでなさすぎだ。この時点ですでに1時ごろ。


 

駅前にはごつごつした岩から水がほとばしる噴水があった。写真を撮ろうとして近寄ったら、水が結構はねてて、濡れた。近づきすぎた。

 

まずは食料を買い込まねばならんのだが、駅前は土産やばかりだ。とりあえず進んでればコンビニくらいはあるだろう。

 

しばらく土産屋ばかりだったが、コンビニ発見。インスタントラーメンとか、インスタントコーヒーとか、魚肉ソーセージとかパンとか玉子とかおやつにアンコの入った饅頭だとかパックのご飯だとか、カルビ丼弁当だとかを買う。

 

買いすぎじゃないか。

 

おなかの空いてるときに食料品を買うと、ついつい買いすぎてしまうという現象だ。

 

コンビニには肉が売ってなくて、でもキャンプ場で肉を焼いて食いたくて、どうしようどうしようと悩んでいたら、スーパーっぽいのがあったのでそこで肉を買った。

 

鶏肉(ささみ)とポークソーセージ(でっかいやつ)だ。今日の晩飯が楽しみだ。楽しみだけど、食材が大量に残りそうで心配だ。

 

食欲に支配されていると、川に通りがかった。うむ、綺麗だ。

 

実はここまでずっと上り坂でほとんど自転車を押して来ていたので、ついでに少し休憩した。


 

寂光の滝というところに通りがかった。なんだか悲しげな名前の滝だ。正直に言うとしょぼ、いや、規模が小さそうだ。そういえば、中禅寺湖の近くにはあの華厳の滝があるんだった。

 

地図を見るとまだまだ先らしい。もう昼も過ぎていることだし、私は先を急いだ。


 

倒産したガソリンスタンドの横に空き地があったのでそこで昼飯を食うことにした。さっきのカルビ丼だ。

 

折りたたみイスをセットして、弁当を広げる。ふふふ、うまそうだ。ふふふ。
ここまでずっと上り坂で、自転車を押しっぱなしだったので結構腹も減っている。この先ずっとのぼりだったらやだな。ははは、まさか。

 

 

そして景色も良かった。さすが日光だ。

 

食っているのがコンビニ弁当だとしても、こんな場所で食ったらうまいに決まっている。

 

エネルギーの充填を終えた私は、引き続き進むことにした。

 

 

鹿に注意の看板発見。シカが出るですか、このへんは?

 

そう、ここは既に私の魂が開放できる場所、すなわち自然にあふれた場所なのだ。


 

ロマンチック街道。何がロマンチックなのだろう。

 

そうか、車に乗ってくると景色を楽しみながらロマンチックな気分が味わえるというわけか。

 

私は嫌な予感が当たったというか、どうもこの先ずっと登り坂らしいとうすうすわかってきて、ロマンチックでもなんでもねーよ!と言いたい気分だった。

 

ロマンチック街道は車だけのものなのか、歩道がなくなり、路側帯も狭くなってきた。

 

結局ほとんどを自転車を押して歩く私にはあまり関係ないのだが。

 

幸い、このロマンチック街道はバスが走っているので、だめだと思えば自転車を折りたたんでバスに乗ればいいのだ。

 

また今回も、ぺたぺたと自転車を押す私だった。

 

強敵の出現

 

この写真ではさっぱりわからないが、赤丸のところに猿が居る。日光猿軍団がいるだけのことはある。

 

猿は道のすぐ近くで何かをもしゃもしゃ食っていた。猿は人を襲うこともあるらしいし、ここは慎重に行かねばならない。

 

真正面から猿の目を見据えて威嚇しながら通りすぎるか、知らんぷりをしてさっと通り過ぎるか。私は知らんぷり作戦を選択した。

 

特に何事もなく猿の前を通過した。

 

そのとき。自転車の後ろの荷台で荷物の落ちた音がした。

 

振り返ると猿が私の大事な鶏肉(パック入り)をつかんでいた。

 

「おらあっ!」

 

私は気合とともに右ストレートを放った。その拳が猿の顔面をとらえたと思った瞬間、猿の姿は消えた。

 

猿は私の背後にまわっていた。

 

「やるな。」

 

好敵手に出会えた、そんな予感がしていた。(つづく)

 

まあ、このへんで現実に戻ると、猿は鶏肉をつかんで道路の反対車線に逃げていた。そう、私は無謀にもスーパーの袋に入れた食材を荷台に挟んだまま走行していたのだ。

 

鶏肉、182円。いいだろう、それは「猿に肉を盗られる」という、なかなかできない体験をした授業料として収めよう。これで今後、「猿には気をつけろ!私は昔肉を盗られたことがある」とリアルな警告を他人にすることができるのだ。

 

晩飯の肉が盗られた。しかし、そもそも食料を多めに買っているので、これでもまだあまるくらいだ。そうか、私はこんなこともあろうかと多めに食料を買い込んでいたのだ。無意識のうちにそこまで考えるとはさすが私だ。

 

私は無意識の自分を賞賛し、それ以上ものを盗られないように注意して先に進んだ。

 

いろは坂進む

 

しばらく進むと「馬返し」という場所についた。

 

馬が返される、馬返し。ぐるり。ひひーん。うっ、うわー!

 

そんなわけのわからないイベントが発生する場所。

 

それっぽい伝説が残っているといいな、と思ったが、どうも違うらしい。興味のある人は調べてみよう。
そして、ついに「いろは坂」に到着だ。

 

ここはカーブごとに「い」とか「ろ」とか名前がついている。全部つなぐと「いろはにほへと・・・」となるわけだ。

 

写真は「ろ」二番目のカーブだ。
そして、さっきの馬返しから先に進むと「明智平」という場所まで行かないとバス停は無い。リタイアはできないのだ。

 

私は軽い気持ちで先に進み、30分後ぐらいには息を切らしながら全力で後悔し始めた。
タイヤの細いロード用自転車に乗った派手な服装の人が私を追い抜いて行った。

 

のぼり、のぼり、のぼり。私は上り坂が嫌いだ。なのに、なんでバスを待たずに進もうと思ったんだろう。

 

自転車を押しながら、延々と坂を上る。少しひらけたところに出た。

 

その美しい景色を見て、私は理解した。

 

これを見るためだったのだ。

 

なにやら幻想的なような、そうでもないような山の景色。

 

車ががんがん追い越していく中、私はぺたぺたと自転車を押して歩く。

 

車に比べるとぜんぜん進んでないように思える。けど、後ろを振り返ると今まで一歩一歩進んだ距離が積み重なって、かなりの距離を進んでいるようだ。

 

だが、あまり後ろばかりも見ていられない。今の私の選択肢は進むことしかないのだ。

 

いろは坂が日本の道百選に選ばれてるぞー、という石碑。
日本のベスト100なら、あんまりたいしたこともないような気がするが、ほかの99は一体どこなのか。


 

明智平まであと少し、というところで展望台が。

 

海抜1173Mらしい。

 

海抜で言われてもぴんとこないが、景色を見ると結構高いとこまできたようだ。今回、尻の痛みは特に無いがさすがに足は痛い。

 

まだまだ運動不足の私は、もはや疲れ果てていた。

 

わかよたれそつねならむ、の「つ」だ!

 

次のカーブを抜ければゴールだ、うっ、次こそは、ううっ、絶対次は、ああっ、ということを何度も繰り返し、「つ」まで来た。
そろそろ夜の走りやというか、車でおっかけっこをするのが趣味の人々が出てくる時間だ。

 

既に少し遠くで「きゅきゅきゅきゅきゅ〜っ」というタイヤのスリップ音が聞こえている。

 

やめてくれ、おっかけっこは私が去ってからにしてくれ。

 

明智平だ!レストハウスとケーブルカーがあるのだが、どちらも閉まっていた。大きな駐車場があるのだが、車は一台も止まっていない。

 

イカ焼きを売っているおっちゃんが、自転車の私に「らっしぇー!」と声をかけた。私は軽く会釈をしたが買わなかった。

 

時刻は夕方5時半。既に日が暮れかかっている。

 

寒い。とてつもなく、寒い。私は袖の着脱が自在な上着を取り出し、半そでの本体に袖をくっつけた。長袖の上着が出来上がった。

 

バス停だッ

 

それを着てなお寒い。さすが高い場所は一味違う。

 

すこしあたりを探して、バス停ゲット!ゲットというか、到着!

 

運行スケジュールを見ると、あと30分でバスが来るらしい。そしてなんと恐ろしいことに、そのバスが最終らしい。このバスを逃してたら一体どうなったんだ。

 

私は自転車を折りたたみ、バスに乗る準備をした。鼻水が出てきた。

 

バスはほぼ定刻にやってきた。

 

バスは観光バスを流用したようなタイプで入り口が狭かった。乗り込みに苦労し、席に座るのにも苦労した。

 

バスの運転手に「大丈夫ですかぁ〜?」と気遣われてしまった。なぜか私は「はいっ、大丈夫ですっ!」とやけにはきはきと答えていた。

 

運転手は、丁寧でゆっくりした口調の悪役というか、シーマンのナレーターというか、細川俊之というか、そんな感じのしゃべり方の人だった。

 

客は私の他に1名。がらがらだ。細川俊之は淡々と運転する。途中で3人乗ってきた。

 

3人のうち一人が、なんとかフリーパスのことを細川俊之に聞いていた。細川俊之はまさに細川俊之っぽく答え、私は満足していた。満足していると、目的地に到着だ。

 

バスの運賃テーブルを見ると、東武日光から乗るのに比べて運賃は700円差。つまり、私が自転車で走った距離をお金に換算するならば700円ということだ。

 

最初から700円払ってバスに乗ればよかったような、いろは坂のぼりをしてよかったような、なんとも言えない気分でバスを降りた。

 

こっからキャンプ場は近いはずなのだが、もう日も暮れて真っ暗でよくわからない。迷子の味方、ハンディGPSを作動させる。すぐ着いた。すごい。

 

キャンプ場に到着

 

キャンプ場の受付で1000円を払う。受付の人はあごひげの生えた大柄な丸顔のおっさんだった。アウトドアに詳しそうな、よく言えば山男、悪く言えばアウトドアおたくという感じだった。

 

山男はキャンプ場施設を簡単に案内しながら説明をしてくれるのだが、その口調がもう、レンタルビデオ屋の店員みたいだった。決まった文章をいかに流暢にしゃべるか、その一点にのみ集中しているような。

 

「延滞料はいくらですか」と聞いてみたいところだ。

 

とにかく、ささっとテントを張った。目の前は中禅寺湖。いい場所だ。

 

予想以上に寒かったので、毛布も借りた。まわりを見ると、7,8組がキャンプをしている。よし、こんだけ人が居れば夜は怖くないぞ。

 

晩飯はインスタントラーメン+たまご+魚肉ソーセージにした。

 

寒い中食べるラーメンはおいしかった。暗すぎて、どれが玉子でどれが麺でどれがソーセージなのかよくわからなかった。誤ってかぶとむしが2,3匹入っててもそのまま食ってしまいそうな暗さだった。言い過ぎか。

 

ラーメンの汁は明日の朝あたためなおしてスープということにして再利用しようと思い、ふたをしておいといた。

 

テントに入り、寒いので毛布をかぶると想像以上にあったかくなった。携帯電話からメールを打ったり、メモ帳に落書きしたり、コーヒー飲んだりしていたが眠くなり、寝てしまった。

 

明け方4時半ごろだ。さすがにまだ暗い。

 

おしっこがしたくなった私は、トイレに行った。
テントに戻って、毛布をかぶるとそのまま二度寝した。幸せだ。

 

次に目を覚ますと、さすがに明るくなっていた。7時前。

 

どこからともなく、ごつい望遠レンズと3脚を備えたカメラを持つ人々が現れ、中禅寺湖とその周辺を撮りはじめた。
40歳以上くらいのおっさんが多いのだが、ファッションがなんだろう、カメラマンファッションというか、ぱっと見てカメラマンだと直感でわかるような、そんなかっこだった。月刊カメラマンとかそういう雑誌に載ってるファッションなのかも知れないな。

 

朝飯を食おうと、携帯ナベでポークソーセージを焼き始める。立ち上る煙、焦げ臭いにおい。

 

なんかうまく焼けない。油がないからか。

 

たまごも焼くつもりだった私は危険を察し、ゆでたまごに変更した。しかしそのゆでたまごも煮込み不足で半熟以下だった。

 

これでコーヒー、パンを用意し、いい感じの朝飯になった。食べ終わってまだ食えそうなので、あまった食材を処理しようと思い、昨日のラーメン汁にインスタントご飯を始め、色々なものを入れて煮込んだ。

 

こげた。

 

まずかった。泣く泣く半分以上を捨てた。

 

霧の中禅寺湖

 

霞がかかっていい感じの中禅寺湖だ。とんびがぴーひょろと鳴き、名前のよくわからない鳥もついでに鳴いている。

 

目の前を横切った鳥が、誤ってテントの中に入りそうになっていた。

 

私は魂を開放した。わかりやすく言うと、景色を眺めたり、鳥の声を聞いたりしてぼ〜っとした。

 

なごりおしいが、そろそろ出発しよう。

 

私はてきぱきと片付けをすませ、自転車に荷物をしばりつけた。


 

寒かった夜が終わり、今日もあったかい昼がやってきそうだ。

 

ここにはまだ桜が枯れずに咲いていた。

 


 

さて、このままバスに乗ることもできるがそれはやはりもったいない。

 

来るときはほぼ全てが上り坂だった。ということは、帰りはほぼ全てが下りだ。多分。

 

現にキャンプ場からこのバス停に来るまでもゆるい下りだったのだ。いろは坂はのぼりとくだりで別々の道らしいのだが、地図にも「いろは坂(下り専用)」と書いてある。少なくともいろは坂まで行けば下りなのだ。いこう。よし。

 

思ったとおり、下り坂だった。

 

えーと、「こ」?なんだっけな、「こ」って。

 

今調べたら「うゐのおくやまけふこえて」というフレーズがあった。覚えてなかった。

 

 

いろは坂、下る

 

下り下り下り。こつこつ貯めた貯金を一気にばーっと使うような気持ちよさ。無駄遣い!無駄遣い!

 

バスに乗らなくて本当に良かった。来るときに苦労して本当に良かった。


 

調子に乗って下っていると、滝が見えた。

 

滝だ。遠くから見るとなんだか迫力がないが滝だ。
どれが滝なの?と聞く人がいたら教えよう。まんなからへんの白い線がそうだ。


 

そして「ん」だ。あさきゆめみしえひもせすん!

 

カーブは終了だが、くだりは続く。

 

私は、「ぬおおおあああっ!」と叫びながら、残りの下り道をくだっていった。いろは坂を一部を除き走破したことによるテンション上昇。

 

一部を除いた場合にも走破という言葉を使っていいのかどうかはわからない。

 

さらにひゃおおおおお〜!と叫んでいたら、狙いすましていたかのように虫が私の口に飛び込んで来た。私は虫を吐き出し、無口になった。

 

ブレーキをかけっぱなしだったせいか、手がしびれてきていた。危ないので適当に休憩を取る。
しばらく行くと「華厳の滝」に続く道だかなんだかが見えた。人がいっぱいいたのでめんどくさくなって通り過ぎた。そんな有名なとこをパスしていいのか。

 

さらに下り続けると民家が見えてきて、だんだんと見覚えのある場所に戻ってきた。

 

昨日昼飯を食った場所、通り魔猿の出た場所。

 

そろそろ今回の冒険も終わりに近づいている。色々あったけど楽しかったなあ。

 

何かを手に入れた…のか?

 

日光から中禅寺湖までがずっと上り坂ばかりだという情報が事前にあったら、私はきっと最初からバスに乗っていただろう。猿に注意という情報があれば猿に肉を盗られることもなかっただろう。

 

けど、今回はそんな情報がなくてよかったと思う。事前に完璧な情報を手に入れて臨むのはそれはそれでいい。今はインターネットを使えばいろんな情報が事前に手に入る。

 

けど、情報を手に入れる代わりになくしてるものがあるんじゃないかと思う。完璧な情報を得たばかりに出会えなかった何か。

 

今回はそんな何かを手に入れることができたような気がする。本当かと問い詰められると、ど、どうかなと思ってしまうが、多分、手に入れたと思う。

 

さて、あとは電車に乗って帰ってきたわけだ。電車のゆれが気持ちよくてずっと寝ていた。よだれをたらさなくてよかった。

 

明日、いやもしかしたら明後日来るであろう筋肉痛を心配して、今回の日記を終わる。



栃木県 日光周辺の宿情報

 


このエントリーをはてなブックマークに追加