群馬サイクリング カッパビアで冒険しようぜ

群馬サイクリング カッパビアで冒険しようぜ

群馬県高崎で冒険しようぜ 後編

健康ランドから出発

 


チェックアウトして健康ランドを出る。
これで自転車が無くなってたりすると、私の旅もここで終わりだな、と思ったらちゃんとあった。
荷物を積み込み、出発する。

 

 


さらば健康ランド。多分、もう二度と来ることもないだろう。
さて、尻の調子は5割くらい、他はだいたいちゃんと回復している。

 

今日の目的はまず、尻周辺にパッドが入ったインナーパンツの洗濯をすることだ。今は、フツーのパンツをはいている。ついでにズボンとかシャツも洗濯したい。

 

 

 


まずはマクドでソーセージエッグマフィンセットだ。またこれか。

 

次にコインランドリーを探す。なんとマクドの裏にあった。
お金を入れると洗剤が自動的に出てくるらしい。便利だな。

 

洗濯機は大きさによって料金が違う。
一番小さい12リットルの洗濯機が600円、乾燥機が12分100円だ。
高いが、まあ仕方ない。

 

さて、ズボンは着替えを持ってきていなかったので、はいたままだ。
ズボンの代わりになる物、それは水着だ。

 

あたりに人が居ないのを確認して、素早くズボンを脱ぎ、水着をはく。よし、洗濯開始だ。

 

しばらくするとおばちゃんが毛布を抱えて入ってきて、
「これ、この大きさの洗濯機でいけるかねぇ〜」と聞いてきた。しらんがな。

 

「んー、もうちょい大きめのやつがいいんじゃないですか?」とかちゃんと答えたりしていると、他にも人が。

 

ズボン脱いでるときに来なくて良かった。

 

生地のせいか、シャツとズボンはちゃんと乾燥機で乾いたのに、インナーパンツはまだ濡れていた。

 

よし、パンツは自転車の荷台に乗せて乾かそう。幸い天気もいい。

 

乾燥しながら走行

 

他の人も、まさか自転車にパンツくくりつけて走ってるやつがいるとは思うまい。
乾け、乾け、どんどん乾け。

 


さて次は、暑いのでプールに行きたいのだが、
あらかじめ調べておいたプールは10km以上も離れている。
尻にダメージを受けた状態の私にはちとつらい。

 

つらいが、プールには入りたい。地図を見ていると「カッパピア」というのが目に入った。

 

たしか、プールのある遊園地で、
すげー混んでそうだったので行くのやめよう、と思っていたところだ。
こんな近いとは。

 

いいや、行こう。つかるだけでもいいや。

 

カッパピアを目指して進む。途中、立派な高崎市役所の前を通過。金かかってるな。

 

 


道中、三蔵法師のなんたらというところがあった。
三蔵法師もいいが、孫悟空とか沙悟浄のほうがいい。

 

え、あれは架空だって?うっさい。

 

 


なんかものすごい坂道を20分くらいかけて登った。根性のない私は降りて自転車を押しながら登る。もう汗だく。

 

恐るべきカッパビア

 

結構な広さの駐車場がすでに満車だった。

 

満車だろうがなんだろうが、自転車の私には関係ない。
駐車場の誘導をしているおっちゃんも、
自転車に乗ってきた私に対してはどう対応していいかわからないようだ。ふはは。

 


バイク置き場らしきところに自転車をおき、入場する。
こうしてみると私の自転車ってちっこいなあ。

 

まあ、横にあるのがバイクだからかも知れないが。

 

入場料は1500円だ。モトはとってやるぞ。

 

 


1500円は、プール入場+遊園地入場料らしい。

 

私は遊園地はいいから、プールだけ入れてほしかった。
遊園地のアトラクションはとんでもなくしょぼく、
ディズニーとかに黙ってキャラクター使ってんじゃないのか、という感じだった。もうガラガラだった。

 

 


かと思えば、謎の「握る像」があった。
巨大な手に、なんかちっこい子が握られている像だ。

 

なんだこりゃあ。

 

 


プールだプール!
更衣室では、タオルを使ったちんちん隠しわざを使った着替えが横行していた。

 

オメーラ、どんくさいぜ! 

 

私はあっというまにすっぽんぽんになり、水着に着替えた。
と言っても、コインランドリーからここまでパンツの上に水着をはいてきているので、水着脱いでパンツ脱いで水着をまたはく、ということをしただけだ。

 

プールに入る。あー、涼しい。もう風呂感覚。

 

流れるプールでは浮かぶ物がないとつまらないので、400円のスイカのビーチボールを買った。どっかが壊れたように、流れるプールをぐるぐるぐるぐる回る。

 

飽きたので、波の出るプールに行く。その名の通り波が発生するプールで、人がいっぱいだ。まあいい。

 

しばらく波にもてあそばれ、腹が減ったのでカレーを食った。眠くなったので、波のプールの近くで寝た。

 

暑くなってきたので起きた。もう、本能の赴くままか。

 

再度流れるプールへ。なんというか、実はまた尻が痛くなってきたのでそれを少しでも回復させときたかったのだ。

 

普通はちょっと考えればすぐわかるのだが、傷は水に濡らすと治りが遅い。流れるプールを回りながら、傷を治しているつもりで治りを妨げている私だった。

 

若い女性の方々も当然水着で、それなりにきわどいのを着ている方も居て、最初はおおっ、と思うのだが、なんというか飽きてきてしまうものだなと思った。あー、もうチチもシリもいいや。どっちかというと、背肉がものすごくはみ出している女性がいて、そーゆー人の方が気になった。

 

もういいやということで、プールを出、着替えて退場だ。
パッドつきインナーパンツもちゃんと装着した。
さらばカッパピア。二度と会うこともないだろう。

 

このプールで学んだことは、

  • 一人で来るところではない。 流れるプールをぐるぐるまわってるだけでもそれなりに楽しい。
    お父さんになったら、こういうところにこどもを連れてきたい。もうこどもの喜びようといったら。

まあ、良かった。

 

好きに飯を食う幸せ

 


行きは苦しめられた登り坂だが、帰りは下りだ。あー、爽快。
河原でちょっと休憩する。

 

近くにでっかい川とかなんか自然があるのっていいな。

 

 


昼飯は焼き肉。
昼といってももう3時ごろだが、また焼き肉だ。

 

焼き肉焼き肉楽しいな、ほい。
ここの売りは、鉄板ではなく溶岩岩を使って肉を焼くことだ。

 

だからどうだというのはよくわからなかったが、まあおいしかったよ。

 

客は私以外誰も居なかった。
店内の音楽が一曲終わるごとになぜか店の照明が全て落ちていた。サッサトクッテデテイケってことなのか。

 

ばたん・きゅー

 


今日はもういいから、どっかでゆっくりしたかった。

 

道ばたにあったビジネスホテルの看板に電話してみると部屋が空いてたので泊まる。
例によって裸になって、尻を天に突き出す尻回復のポーズだ。
この写真を撮られて脅されたらちょっと言うことを聞いてしまいそうだ。

 

夜中、といっても9時頃だが近くを散歩した他はなにごともなく、ゆっくり寝ることが出来た。

 

 


朝だ。さらばホリディドゥ。ホテルの人の愛想が良かったので、ホテル名入りの写真を載せてみよう。ホテル名が見えない?まあいいか。

 

なんかね、群馬に住んでる人は基本的に礼儀正しいというか、ちゃんとした人が多いなあ、と思った。

 

すぐ後から来る人の為に、店の入り口の扉を押さえておいてくれたり、店のおっちゃんがやけに愛想良かったり。もしそういった行為が普通だったら、都内の人は7割以上が異常だと思う。

 

田舎という響きは若干差別的な意味合いを含んでいるかも知れないが、あえて言おう。私は田舎と田舎の人が大好きだ。都会は景色も人の心も荒んでいるから嫌いだ。

 

朝だ、またマクドだ

 

 


また朝飯はマクドナルドだ。しかも今回はホットケーキがプラスされている。

 

 

 


高崎まで行き、自転車を乗車モードに折り畳む。乗車!

 

 

 


よせばいいのに、上尾駅で降りた。
もっと中野の近くまで行けるのに。

 

ラスト走行を楽しむ

 

上尾から私の住む中野まではえーと、どれくらいかな、
40キロくらいはある。まだもうちょっとだけ旅をしたかった。

 


さあ、自転車を走行モードに移行させるぞ。
組み立てていると、2mくらいの至近距離で駅前自転車の整理員らしきおっさんがじ〜っと見ている。

 

無視して組み立てる。やましいことは全くしていないのだから。

 

まだ見ている。よし、必殺技を出そう。
私は無表情な顔を作った。魂を抜かれたようなうつろな顔。そしておっさんの目を静かに見つめる。それはもう、怖くなるくらい見つめる。

 

おっさんは照れ笑いをして去った。
なんというか、黙ってじ〜っと見られる気持ち悪さがわかった気がした。

 

へい彼女、とか言え。女じゃないけど。

 

 


駅には3人の踊り子の像。
この像の優れているところは、なんと驚くべきことに3人の乳首がちゃんと表現されていることだ。

 

なんというかもう、乳首があるだけでどきどき感が違う。
恐るべし。

 

以前住んでいた場所

 

 


どんどんどんどん、南へ進む。昼ご飯はデニーズで食べた。

 

そうだ、来るときはめんどくさくて行かなかった、以前住んでいたマンションを見に行こう。
尻が痛くてたまらないのに、よくそんな気になるもんだ、と自分でも感心した。

 

だって、7年前に知っていた場所が今どうなってるか、興味があるだろう。

 

なんとか近所にたどりついた。
あー、ここは!という場所や、こんなとこあったっけ?という場所など様々だ。

 

私の住んでいたマンションはちゃんとあり、
私の居た部屋はしゃれたカーテンがかかっていた。

 

誰か別の人が住んでいるんだな、と思うとちょっと寂しくなった。

 

写真は私が当時よく利用していたゲームソフト屋(定価売り)だ。
まだあったか。

 

近くの公園でおしっこをして、帰路に向かう。
もはや私の体は公園があるごとにおしっこが出るようになっていた。

 

マーキング能力が芽生えたか。マーキングの意味がわからない人はインターネットで検索してみよう。

 

 


帰る帰るよ、中野に帰る。

 

道中、門から顔を出していた犬がいていい感じだったので撮った。
犬は吠えるでもなく、うれしそうに尻尾をぱたぱただ。
もししゃべれるなら、「わあ、人間だあ。暑いねえ。」と言いそうだ。

 

甘いぞ、私は悪い人かもしれないから君は吠えなければならないのだ。

 

だが、そんな人なつこい君は結構好きだ。達者でな。

 

 

 


もう中野区に入ったところで、怪しい公園が。
公園の名前はかえる公園だ。門はかえるを模しているのだが、なんか邪悪なパワーが感じられる。

 

 

 


一体何の呪いなのだろうか。不気味なかえるの横に仕える謎の顔。
きっとかえるの魔物とかが封印されている場所なのだろう。しらんけど。

 

私は早々に公園を去った。少し進むと見覚えのある道。
あ、ここに出てくるんだ。
という訳で、無事生還!

 

走行距離 二日で60kmくらい。

 

トータル180kmくらい。
今回、ここに書かなかった細かい出来事なども心に刻みつつ、終わる。


群馬県 高崎周辺の宿情報

 


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