茨城サイクリング 霞ヶ浦で冒険しようぜ

茨城サイクリング 霞ヶ浦で冒険しようぜ

霞ヶ浦へ向かえ!

今回は久々にちょっとした遠出だ。

 

霞ヶ浦、それは日本で二番目に大きな湖。仙人が霞を食いにくる霞ヶ浦。霞ヶ関と言い間違いがちな霞ヶ浦。まあなんでもいいから行ってみよう。

 

懲りずに豪快に寝坊をして朝11時に家を出る。今回のルートは、地下鉄で北千住まで行き、そっから常磐線で土浦までいくのだ。


 

メガネで小太りのおっさんが電車の中で異常に激しくいちゃついていた以外は特に何事もなく、土浦に到着だ。

 

割とすぐ着いた気がするのだが、出発からここまで3時間かかっていた。はて。


 

自転車を冒険モード(乗れる状態にすることだ)に変形させる。まずは飯だ。

 

途中、「生ゆば」を売ってるとこがあって食ってみたい気がしたが、ちょっと違うような気がしたのでパスした。

 

結局駅の近くに「びっくりラーメン」というのがあったので入った。何がびっくりなのか。なんと180円なのだ。

 

私はどっちかというと、エビがまるごと入ってたり、もやしとかとうもろこしが、阿呆か!というくらい大量に入ってるようなびっくり加減を期待したかった。

 

値段のせいか、店員同士の仲が悪く、ぎすぎすした会話に聞き入っていてかばんを忘れそうになった。

 

ごちそうさま。

 

自転車でゴー

 

ついでにコンビニ寄って、メモ帳とボールペン、そして使い捨てカイロを買い込んだ。使い捨てカイロは、おなかが冷えないようにするためのものだ。

 

さ、出発だ。空はどんより。まあベストコンディションじゃないってのもいつものことだ。

 

土浦には半年前に徒歩で来ているが、霞ヶ浦には到達していなかったのだ。地図ではすごく近いのだが。
駅からは、えーと、東に進めばいつかたどりつくはずだ。

 

ちょっと大きいお風呂屋さんを発見だ。ちょっと寄って行こうかと思ったが、やめといた。私は夕方になる前に霞ヶ浦に到着せねばならんのだ。

 

星の力GPSを作動させる。

 

GPSを見ながら走っていたのだが、東に向かってるつもりがいつのまにか北や南を向いてしまったりしていた。どういうことなのか? これが方向音痴というものなのだ。

 

畑というか田んぼというか、一面に農園風景の広がる場所に出た。

 

そろそろ来たか。それはつまり、私の魂が開放できる場所だ。
広い。静か。誰も居ない。そんな場所。

 

田んぼだなぁ。ハスが生えてるなぁ。土の匂いがするなぁ。

 

そんな当たり前のことを考えながら、少しずつ霞ヶ浦に近づいていくのだ。

 

雲に隠れてはいるが、太陽も出てきたようだ。
そうだ、使い捨てカイロつかわなきゃ。

 

安いので4つも買ってしまったうちの、ひとつを袋から出す。あれ、貼るタイプを買ったつもりが「貼らないタイプ」だ。ややこしい表記すんな。

 

仕方ないので、ズボンのおなかのとこにカイロを挟んだ。固定はまあ、腹の肉圧で行うわけだ。

 

そうそう、今回の服装は、下にわしゃわしゃ音がするビニールっぽいズボン、
上はもこもこの毛が生えたジャージっぽいやつだ。
これに加え、風を通さないっぽい薄めの上着もかばんの中に隠してある。

 

まあ別に隠さなくてもいいのだが。

 

ここが霞ヶ浦かっ

 

ああ、背の高い雑草の向こうに見えるのは霞ヶ浦だ。

 

向こうのほうには釣り人たちが。この寒いのにウインドサーフィンしている人たちもいる。

 

水鳥が鳴いていた。あひるっぽい声でぐえぐえ鳴くやつもいれば、きれいな声で鳴くやつも居る。

 

私はこういうとこでぼ〜っとするのが大好きだ。

 

ちょうどこういうのがあったのでイスとして活用した。

 

そういえば夏にさんざん便利がって活用した折りたたみイスも今回は忘れてきたのだ。

 

今回は荷物が少なくて、私の冒険レベルがあがったのかと思っていたのだが、どうもあれこれ忘れ物をしただけのようだ。

 

1時間ほどのんびりした。私のうす汚れた魂も少しはきれいになったことだろう。

 

その気になればあと2,3時間は居れるが、もうすぐ夕方だし、名残惜しいが出発だ。

 

自転車にまたがると尻が痛い。尻の丘のとこに骨があるだろう? そこがごりごり痛い感じだ。

 

また、別に筋肉を使うようなことはしてないのだが、腕も足も軽い筋肉痛になっていた。なまりすぎだ。

 

日が沈む。ついさっき起きたばかりのような気がするのにもう夕方。

 

好きなことをやっているときは、時間の流れが速いもんだ。

 

さて、こっから今回の宿である健康ランドに向かう。つくばYOUランドという、半年前に泊まったところだ。リピーターだ。

 

ルートはいったん駅にもどって、そっから西の方に向かうのだが、国道6号という大型道路で歩道がなくなり、地下道を通った。

 

地下道には、硬派とか、郁雄とか、なかむら参上とか落書きがしてあった。なかむらでもやまだでもいいけど、この地下道に怖い人が潜んでいませんように。

 

まあ、だれも居なかった。ごみだらけだったし。

 

荒川沖、水海道、桜。荒川沖は、荒川のはるか沖にある、不思議な島。水海道は北海道の形をした水の都市。桜は一年中桜が咲き乱れる、美しいとこだ。

 

まあ、多分はずれてるだろうなという想像だ。

 

とりあえず、水海道の方向に進むのだ。

 

大角豆という交差点。私は素直に「おおつのまめ」と読んだのだが、下のローマ字によると「ささぎ」と読むらしい。読めるか。
さて、もうそろそろ着くはずだ。

 

以前は駅からバスで行ったのだが、自転車でも普通にいけるな。とはいえ、駅から1時間くらいはかかっていた。

 

 

健康ランドに到着

 

つくばYOUランドに到着!

 

チェックインして、まずは風呂だ。

 

ああ、冷えていた私の体が暖かさを取り戻していく。5分入ると5分休憩しなければならない強力な薬湯も健在だった。

 

風呂からあがって刺身定食とビールだ。まずビールが来た。

 

ぼ〜っとしながら待っていたのだが、ビールを飲み終えても定食が来ない。店員に告げるとオーダー漏れ?だったとのことだ。

 

このときの店員のおばちゃんの対応が丁寧で、これによって私の気分が悪くなることもなかった。最初にオーダーをとりにきた若い男の店員は信用ならないなぁ、というくらいだ。

 

つまみがないので、追加でビールとトリカラを注文した。そんなに食えるのか。

 

まあ食えた。

 

ちょっと一休み。仮眠室前の休憩コーナーでそなえつけの漫画を読む。

 

ふと、仮眠室からこどもがあぎゃあああ、と叫びながら出てきて、目の前でひっくり返った。
そして、まるで漫画のような動きで手足をじたばたじたばたした後、ちらっとこちらをうかがう。
かまってくれなきゃ泣いちゃうぞ攻撃だ。

 

私に何かを期待されているのかと思ったが、見ている先にはお母さんらしき女の人が居た。

 

お母さんはこどもがうるさくて仮眠室の人に文句言われたとか、
そういうことをねちねちとお父さんに言っていた。

 

こどももこんな風呂はいって飲んで寝るだけの場所にきたって退屈だよなあ。

 

私も少し寝よう。仮眠室に入ると、地響きというか、
怪獣のうなり声というか、そういう強烈ないびきがあちこちで鳴り響いていた。
歯ぎしりとかも混じっている。

 

総攻撃だ。

 

まあそういう音があった方が、私も安心して音を出せるというものだ。

 

誰かの大きな寝言で目が覚めた。なんか助けを求めてるらしい。夜11時になっていた。

 

風呂に入った。なんだか雨が降ってるらしい。うーむ。まあ気にしてもしょうがないな。
すこし漫画読んでまた寝た。朝の5時になった。どんだけ寝るんだ。

 

朝風呂に入ろう。朝は誰もいなくて気持ちよかった。
露天風呂コーナーに出て、天気をうかがう。少なくとも雨はやんでいるようだ。よかった。

 

チェックアウトして出発だ。6時だがまだまだ暗い。

 

自転車は雨で濡れていたが、無事にあった。地面がぬかるんでいるせいか、倒れてはいたが。

 

タイヤにつけてたチェーン式の自転車のかぎは、ぬかるみにつっこんでどろどろだ。

 

少し考えて、自転車のかぎを近くの水溜りで洗う。本当に少ししか考えていない気がするが、まあ何もしないよりはましだろう。

 

のんびり自転車をこいでいるとあっというまに1時間だ。ガストとマクドを発見し、どっちに入るか悩んだ結果、ガストに入って朝飯を食った。

 

マクドではソーセージエッグマフィンだが、ガストではスクランブルエッグ+ソーセージのセットだ。まあ似たようなもんか。

 

そして、夜が明けた

 

ドリンクコーナーであびるほど飲み物を飲んで出た。

 

 

もうここは駅の近くだ。

 

川が流れていたので、少し眺めていた。
自然があるってのはいいことだ。


 

駅についた。自転車をおりたたんでプラットホームに。

 

すぐ電車が来ていたが、人がいっぱい乗ってたので次のやつを待った。

 

イスにすわってぼ〜っとする。コンテナがいっぱい積んであって、コンテナだなぁ・・・と当たり前のことを考えてゆっくりした。

 

ふと、イスの背中側に座っているばあちゃんと娘が、
電車に乗り遅れた、だから早く出ようって言ったのに、そんなこと言ってないじゃん、
私もう帰るみたいな喧嘩をしていた。

 

そんなくだらないことで喧嘩するなんてなあ。まあ私には関係ない。

 

その後電車に乗って、北千住で急激な便意をもよおして
トイレにかけこんだほかは、特に何事もなく帰って来たのだ。

 

走行距離はあまりちゃんと計測してないが、まあ40kmくらいだろう。

 

まだ遠出を楽しむことができる自分を確認したところで、今回の日記を終わる。


茨城県 霞ヶ浦(土浦)周辺の宿情報

 


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