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ドラッグ&ドロップでライブラリからフィギュアなどが呼び出せるPoser8標準付属の便利ツール FileDropper

 Poser8付属のPythonスクリプトをざっと眺めていたら、「D3D File Dropper」というのを見つけた。


▲このちっちゃいウインドウがD3D File Dropper

 へー、ファイルをドロップすんのか、サンプルプログラムでそーいうの、よくあるよねー、とのん気に考えていた。

 しかし、これは、Windowsのエクスプローラなどから、cr2ファイルやpz2ファイルをドラッグ&ドロップすると、ライブラリ機能を使わずにフィギュアを呼び出したり服を着せたり、ポーズを適用出来る、というとっても便利なツールだった。

 それの何が嬉しいのかをざっと並べてみよう。

  • ライブラリを使わなくて済む
    →データをインストールしすぎてライブラリ容量がものすごいことになっている人は、ライブラリが使えるようになるまで待たなくていい (ファイル数が多いと、起動後にライブラリが使えるようになるまで待たされる)
  • ドラッグ&ドロップ操作で服を呼び出して、自動的に着せることができる(Conformの方にドロップした場合)
    →さらに選択状態は変わらないので、複数パーツに別れた服を着せるときにフィギュア本体を選択しなおす必要がない。(ERC:自動的にフィギュア体型に合わせて変形する仕組みをもった服の場合)
  • 日本語フォルダ・日本語ファイル名のファイルもドラッグ&ドロップでちゃんと動く
    →Poser8英語版のライブラリは、日本語フォルダだと文字化けする。けど、Windowsエクスプローラ上では文字化けなんて関係ない

 上を読んでピンとこない人は、まあ、普通にライブラリを使ってればいいと思う。

呼び出し方

 Poser画面上部メニュー「Scripts」→「Partners」→「Dimension3D」→「File Dropper」を選択

 これで、D3D File Dropperが現れる。このツールはユーザインタフェースにドッキング可能なのだが、私はすぐ意図しない変なとこにドッキングさせてしまって少し困っている。 (ALT+ドラッグでドッキングさせないようにできます)

使い方

 フィギュアの呼び出しや、各種ポーズファイル適用は「Load/Apply」と書かれた箇所に、服の呼び出し&着用は、下の「Conform/Left/Scale」にドラッグ&ドロップしよう。

 手のポーズの場合は、「Load/Apply」側にドロップすると右手に、「Conform/Left/Scale」側にドロップすると左手に適用されるようだ。

 さらに、pz3(またはpzz)ファイルなら、Poserファイルを開くし、objファイルならインポートまでしてくれる模様。テストはしていないが、lwo、dxf、3dsという拡張子にも対応して、自動インポートしてくれるようだ。

 ドラッグ&ドロップするだけなので、とってもシンプルだ。

 ライブラリのレスポンスが遅くてキィーッとなる人は試してみてはどうだろうか。その場合は、Poser8のライブラリ部分をオン・オフしてくれるフリーのツールを併用するといいだろう。 

関連:
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