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reel画像作成ユーティリティforPoser

追記)さらにツール更新しました。→reel画像作成ユーティリティ更新 + www.pose360.comアルファ版公開  

Reel画像作成ユーティリティに設定画面をつけてみた。

 ▲剣に貫かれた男、に見えるけども、視点を回してみると…。

これってなに?

 ブラウザ上で、画像を360度ぐりぐりぶん回せるJavaスクリプト Reel 用の特殊画像をPoserで生成するためのユーティリティ。

ダウンロード&インストール

http://zenryokuhp.com/poser-oboegaki/freestuff/ReelUtlForPoser1_00.zip 設定画面追加版 V1.00

インストールは、zip解凍して、出てきたRuntimeフォルダをエクスプローラなどでPoserのRuntimeにフォルダごとコピーすればOK.

または、PoserのContentタブをクリック後、「Install From ZIP Archive...」をクリックして、上記zipファイルを指定してもいい。

 ただし、RuntimeフォルダをPoserインストールフォルダ以外に指定していると、うまくいかない可能性あり。

 その場合は、カメラデータをライブラリのRuntimeフォルダに、Python(.pyc)ファイルをPoserインストールフォルダ下のRuntimeに手動でコピーしよう。

ファイル構成

\Runtime\Libraries\Camera\Zenryoku

 AddFrameTo36.png カメラデータ用サムネイル

AddFrameTo36.cm2 フレーム数を36フレームに増加するためのカメラデータ

\Runtime\Python\poserScripts\ScriptsMenu\Z enryoku

pose360.pyc Reel用ユーティリティ本体

起動方法

 インストール後、Poserを起動して、画面上部メニューの「Scripts」→「Z enryoku」→「pose360」を選択して起動。

 Poser8英語版 WindowsXPで動作確認を行った。

 Poser7では、PIL(Python Image Library)が見つからないというエラーが出て動かなかった。PILというPythonのライブラリをインストールすれば動く可能性はあるが、よくわからない。

 その他のバージョン、環境ではうまく動かない可能性あり。

ざっくりした使い方

 起動すると以下のような画面が出るので、Render sizeのところに好みの画像サイズを入力して、OKをクリック。 

 360度回転した静止画を36枚描画する際に使うファイル名・フォルダを指定。


▲今回や、マイドキュメントの下に「reeltest」というフォルダを作成し、ファイル名「work」を指定

 ここで指定するのは「作業用ファイル」なので、そんなの適当にやっといてくれよと思うかも知れないが、後で再利用する可能性を考えて、いちいちファイル名を指定するようになっている。どんなもんか試しに動かしてみよう、という人はテキトーな名前をつけてOKだ。

 work_0001.jpg, work_0002.jpg ... work_0036.jpgという連番静止画が生成され、これらをタイル上に並び替えてReel用画像を作っている。同フォルダにObject.jpgとObject-reel.jpg(デフォルト時の名前)が出来るので、この二つのファイルを使おう。設置方法などは、記事「ブラウザ上で、画像を360度ぐりぐりぶん回せるJavaスクリプト Reel」を参考にしてください。

オプションなど

  • Render size … 画像サイズ。Reel用画像はこのサイズの6倍(6x6タイル状)になる。
  • Render Quality ... レンダリング精度。Preview、Sketch、FireFlyから選択。レンダリングオプション(Shading rateなど)は、事前にPoserのRener→Render Settingsから設定しておいて下さい
  • 360 Camera Move ... チェックをつけておくと、(足りない場合は)総フレーム数を36にして、フレーム1~36を使って、カメラを360度回転させる動きをつける
  • Render ... フレーム1~36を指定したレンダリング精度で連番静止画としてレンダリングする。
  • Make Reel Image ... 指定したフォルダの連番静止画をタイル上に並べてReel用画像として生成。Renderのチェックを外しておくと、既に描画済みの画像に対してReel画像化のみの処理ができる。
  • Reel Filename ... 最終的に出力するReel画像のファイル名。「Object」が指定してある場合は、Object.jpgとObject-reel.jpgが出力される。

 そこまで細かく使う人が出てくる予感は全くしないけども、当分は私が使いやすいように手を加えようと思う。

困った点など

  • Render QualityをFireFlyにするとレンダリングにそれなりの時間がかかるが、描画中に「Cancel」をクリックしにくくなる。
  • このユーティリティを起動中は、フィギュアのパーツをクリックしても、パラメータパレットの表示などが切り替わらないことがある。
  • テスト中はこのツールでPoserが落ちることはなかったが、なんかの拍子に落ちる可能性がある。シーンは念のため保存してからツールを使うようにして欲しい。
  • どうせPoser8でしか動かないなら、Poser8用の新GUIをベースにすればよかった気がする。
  • その他、要望などがあればTwitterやメール等で知らせて欲しい。
関連:
ブラウザ上で、画像を360度ぐりぐりぶん回せるJavaスクリプト Reel

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