▲左がPoser8でレンダリングしたイラスト調 もえたん 、右が線幅変更後。ライトは適当なIBLライトを使用。
Poser8でイラスト調もえたんをレンダリングすると、上の画像の左側のようにまるでイラスト調じゃない感じにレンダリングされてしまうらしい。 (Poser7以前だと正常にレンダリングされる)
公式サイトのサポート/お問い合わせにあるFAQによると、「マテリアルのスケッチシェーディングノードの線幅を0にして下さい」とのこと。 Poser8日本語版 でも、英語版でも同様の現象が起こるようだ。けど、それを手動でやるのは大変すぎるよなあ、と思ってユーティリティを作ってみた。
シーン内で「Toon」ノードを使っているマテリアルに対して、ノード内パラメータLineWidthを指定した値に一括変更する。
→ https://zenryokuhp.com/poser-oboegaki/freestuff/toon_line.py
上記ファイルをダウンロードして、適当なフォルダ(日本語パスを含まない英語名フォルダがいいかも知れない)にコピー。
Poserの画面上部メニュー「File」→Run Python Scriptで上記ファイルを選択すると起動。
なお、Poserインストールフォルダ>Runtime>Python>poserScripts>ScriptsMenu以下にコピーしておくと、Poser画面上部の「Script」から直接呼び出せるようになるので、若干便利になるかも知れない。
起動すると、小さい画面が出てくるので、「Line width of Toon nodes」の欄に線幅を入力して、OKをクリックすれば処理が始まる。
Poser7日本語版でテストしてみたので、Poser8日本語版でも動くんじゃないかなあとは思うが、動かなかった場合はエラーメッセージや状況などをTwitterやメールで知らせていただけるとありがたい。
このツールが画面上に表示されているあいだは、クリックしたのにルーム移動できないとか、パラメータパレットに選択中のフィギュア情報が出てこないとか、色々おかしなことが起こる。処理が終わったら、Cancelボタンをクリックして終了させるようにしよう。
また、Poser画面の裏側というか、変なとこにツール画面が入り込んでしまった場合は、ALT+TAB連打とか、ALT+ESC連打でなんとか引っ張り出してみて欲しい。
関連:
Poser8日本語版情報
Toonノードの線幅を変更するユーティリティ
Poserフィギュア もえたん紹介