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ZbrushのGoZに対応 Poser9/PoserPro2012のSR3リリース

 Poser9とPoserPro2012用のSR3(修正プログラム)がリリースされた。

 以下に、リリースノートのざっくりした訳を載せておこう。そんでもって、私が「おっ」と思った部分を赤くしてみた。

SR3アップデート内容

  1. 全般
    1. さまざまな不具合修正。
  2. コンテンツライブラリ
    1. さまざまな不具合修正。
    2. 多くのRuntimeに対する検索性能が向上。
    3. ライブラリパレットのサーチ対象にRuntimeDNAが追加
  3. クロスルーム
    1. さまざまな不具合修正。
  4. マテリアル
    1. ムービーノードに連番静止画が指定可能になった。
    2. ムービーノードにMPGとWMGが指定可能になった。(Windowsのみ)
  5. プレビューレンダリング
    1. さまざまな不具合修正。
  6. 最終レンダリング
    1. さまざまな不具合修正。
    2. レンダリング設定に「Irradiance Caching」(間接光関連のパラメータ)のスイッチが追加。
  7. アニメーション
    1. さまざまな不具合修正。
  8. GoZ Plugin Support
    1. ZbrushのGoZ Pluginをサポート。
    2. Zbrushからノーマルマップやディスプレイスメントマップをやりとりするのが楽になった。
    3. Zbrushにポーズ済みもしくは、デフォルトポーズのボディパーツをZbrushに送るのが楽になった。(つまり、関節を曲げた時のモーフを楽に作れるようになったということか?)
  9. フィギュアセットアップ/ジョイント設定
    1. モーフィングツールに「Display Mesh」オプションがついた。(操作が重い時にオフにする、という使い方を想定しているのか?)
    2. 依存モーフパラメータのダイアログに対象パラメータを削除する機能が追加。
    3. モーフィングツールで、既存のモーフの修正ができるようになった。(今までは新規作成のみだった)
    4. ボディパラメータに「Follow origins when coforming」オプションが追加。(服とフィギュア本体の変形の連動具合に新たな選択肢ができた感じ。具体的にはよくわからない)
    5. ジョイントウェイトペインティングに「Weight」タイプが追加。(?)
    6. 各パーツのend pointをロックする機能が追加
    7. セットアップルームとポーズルームなどを行き来すると不安定になる現象を改善。(したっぽい)
  10. キューマネージャ
    1. テクスチャ解像度をキューマネージャに送る際に発生する問題に対応。(?)
    2. ネットワーク切断時、リモートノードで不安定になる問題に対応(?)
  11. PoserPython
    1. Pythonのadd-onをサポート。
    2. Windows→Add-onsというメニューが増えた。このメニューから選べるのはPython-shellのみ。
    3. Actor、Figure、Parametersクラスに対するメソッドが増えた。
    4. add-onが、マテリアル変更を検知できるようになった。
    5. 「Use Irradiance Cache"と"GI Pass Scane"がスクリプトから指定できるようになった。
    6. (おまけてついてくる)Postwork Managerスクリプトを改善。
  12. PoserFusion
    1. なんか改善されたらしいが、よくわからない。(試してない)

アップデート入手先

 Poser Update (Smith Micro)

 アップデート入手には、Poserのシリアル番号が必要なので用意しておこう。また、キューマネージャを別のパソコンで使っている人は、キューマネージャのアップデートも忘れずにしておこう。

まとめ

 目立ったところでは、やはりZBrushのGoZに対応というところだろうか。ただ、対応って具体的にどういうことなのかは、いまいちわからない。あとで試してみたい。

 また、Pythonのadd-onがサポートされたとのことだが、いまいちわからない。ざっと見てみたところ、今までのPoserPythonでは検知できなかったイベント(マテリアルが修正されたとか、シーンが保存されたとかロードされたとか)が検知できて、自分のpythonコードが実行できるようだ。

 あとは、メニューから簡単にオンオフできるとか…。ひらたく言うと、GUIつきのツールを作るなら、add-onとして作った方が作りやすいよ、という感じのものっぽい。

 まあ、そんな感じ。SR3を適用してみて、チョー快適になったよ!ということは特にないけども、ぼちぼちいじっていくことにして、今回の覚書を終わる。

関連:
PoserPro2012 SR3で追加されたZbrush連携機能 GoZを試す モーフ作成編

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