なんと、PoserPro2012はある程度の日本語化が出来る。
▲メニューが日本語化されている!
試してみたところ、PoserPro2010でも可能なようだ。Poser8は、同じやり方をしてみたところ、エラーが出て起動できなかった。
Poser.xrcというファイルを書き換える。ファイルの場所は以下のとおり。
<PoserPro2012のインストールディレクトリ>\Runtime\ui\Poser.xrc
まずは、念のためPoser.xrcをコピーしておくなりしてバックアップをとってから作業をはじめよう。
このファイルは、wxWidgetというGUIを構築する仕組みで使われているリソースファイルである。とにかく、こいつを書き換えればメニューが日本語化できるわけだ。
書き換えるのは<label> ~ </label>で囲まれた箇所。
テキストファイルなので、メモ帳でも開けるが、書き換えたら、エンコードをUTF-8にして保存する必要がある(名前をつけて保存時にエンコードをUTF-8に指定)。私は秀丸でやったが、なんらかのテキストエディタ(TeraPadやSakuraEditorなど)でUTF-8に変更しよう。さもないと、Poser起動時に異常終了してしまう。
また、書き換えるときは細心の注意をもってやらないと、タグ部分を誤って消してしまったりした場合にも起動時に異常終了してしまう。どこが誤っていたとかの情報はいっさいないままバッサリ異常終了だ。ひどい話だ。私はタグの「>」を一つ多めにコピペしてしまい、そこがどこなのか探し当てるのに1時間かかってしまった。
また、書き換えたあとはPoserを再起動しないと反映されないので注意。
とりあえず、メニューをざっくり日本語化したものは私の手元にあるのだが、これをこのまま配布するとまずそうなので確認中である。なんでまずそうかというと、有料で販売されているPoserの一部をネット上に配ってしまうことになるからだ。差分形式の配布とか、そういうのも検討してみよう。
あとはコンテキストメニュー(パーツ上で右クリックしたときに出てくるメニュー)も、日本語化できそう。さらに日本語化できるところはないかと思いつつ、今回の覚書を終わる。
追記) パッチ化しました → PoserPro2012日本語化パッチ 。
関連:
PoserPro2012を日本語化(PoserPro2010でも可能)
PoserPro2012日本語化パッチ