ああ、リアルタイムOpenGLプレビュー楽しみだなーっ、と思ってPoserPro2012をダウンロード購入した私は、以下のメッセージに出鼻をくじかれた。
Hardware shading not supported.つまり、ビデオカードが対応していないので、PoserPro2012の大きなウリの一つであるリアルタイムOpenGLプレビューが使えないよ、ということだ。この美しいプレビューはいったいなんだ!?と驚愕しながら喜ぶ準備をしていた私のテンションが、急激に下がっていく。
これはきっと、私のグラフィックボード(GeForce 9500 GT)が古いか、スペックが低いせいなんだ、と思い込んだ私は、近くのPC Depoで、ASUSのGT440 DirectCU Silentと書いてある、1万円くらいのボードを買ってきた。しかし、恐ろしいことにグラフィックボードを乗せかえても、やっぱりHardware shading not supportedという文字が表示されるのだ。
まずい。
私の背中に冷たい汗が流れた。わざわざ役に立たないものを買ってきてしまったのか。いやいや、そんなはずはない、ネットを検索しながら打開策を探ろう。
私の場合は「二台のディスプレイをつないで、マルチディスプレイにしていたから」だった。Poserを使うときは、ディスプレイ1台を設定で無効にするか、ケーブルを1台分引っこ抜いてしまえばいいのだ。
▲Hardware shading supportedの文字が現れた
そして、古い方のグラフィックボード(GeForce 9500 GT)でも、ディスプレイをひとつ引っこ抜いたら、少々遅いながらもリアルタイムプレビューが動いたのだ。
これは、3Dゲームなんかでもよくあることらしいので、同じ目にあった人のために書いておくとしよう。
もし、比較的新しいグラフィックボードなのに「ハードが対応していません」などといったエラーが出てきたときは、Poserに限らずマルチディスプレイが原因だということがある!
どこかの誰かが、余計なグラボを買わなくて済むかも知れない情報を残してすっきりしつつ、今回の覚書を終わる。
追記)もしかしたら、グラフィックボードやPCとの相性なんかで事情は異なるのかも知れないが、特に問題なくマルチディスプレイできている、という情報もいただいた。私はやっぱり、マルチにすると上記現象が出るのだが、以下の手順を踏めば、マルチディスプレイでHardware Sshading有効になるみたいだ。
ややめんどくさいが、タスクトレイに常駐しているNVIDIAのプロパティを使えば割と簡単にシングルとマルチディスプレイを切り替えられるので、もうこれでいいかと思っている。
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