大男のマッチョ、The Freakのフィギュア紹介をしてみたい。
▲いや、そんな驚くほどのことでも。
DAZのフィギュアはほとんどがそうだが、「ベースフィギュア」という基本フィギュアだけだと、テクスチャ(肌の質感)がついてなかったり、表情が変えられない(モーフターゲットがついてない)など、追加でテクスチャやモーフターゲットを買わないと楽しめないことがほとんどである。
そこで今回は、ベースフィギュアならここまで出来る!とか、テクスチャやモーフターゲットにはこんなのがついてくる!とか、そんなようなことを覚書してみたい。
まず、The Freakベースフィギュア。ものすごい筋肉だけど、肌の色は青。人間ではないという設定なのかも知れない。そして、厚さの感じられない変な服を着ている。
他にもポーズはいくつかついている。主に、相手を威嚇するようなポーズ。
▲威嚇ポーズが9個ついてる。
さらに、服の色を黒くするという意味不明のMAT POSEがついてる。MAT POSEというのは、一種のポーズデータだ。通常のポーズデータと違って、適用するとテクスチャが張り変わったり、体つきや顔つきが変わったりする。クリックするだけで、姿かたちが変わる便利で面白いものなのだ。
▲服が黒くなったが
▲フィギュア本体
▲ポーズ
ベースフィギュアは以上。あとは目を動かすことができるぐらいだ。
当初、私は驚いた。ベースフィギュアってこんなことしかできないの?と。そして、モーフターゲットとテクスチャを追加で買ってこそ使い物になるってことを学んだ。
追加の、The Freak モーフ&マップを購入すると、できるようになることを紹介しよう。
まず、人間の肌(テクスチャ)がついてくる。追加データを購入して初めて人間になれるのだ。freakという単語は、変人とか、異常とか、ろくな意味がない。きっと斧を持って主人公たちを追いまわすような、そんなイメージのキャラなんだろう。気の毒に。
▲ようやく人間の肌が
テクスチャの貼り付けは、MAT Pose(画面左のポーズに!MAT FREAKというフォルダがある)をクリックして適用した。よくみると、!All FREAK MAP P4と、!ALL FREAK MAP PPとがあるが、Poser6ユーザの人は、!ALl FREAK MAP PPの方を適用しよう。なんだったら、P4の方は消してもいいと思う。
肌の色は、7色。ろくな色がない。どうあっても怪物を作らせようという作戦のようだ。
▲アメコミにこんなやつがいたような
つづいて、体つきを変えるモーフターゲット。モーフターゲットの適用は、ポーズデータの中にある!FREAK Morphs INJから、All FREAK BODY や、All FREAK HEADを順番にダブルクリックして適用する。
INJというのは多分、inject(~を入れる)の略なんじゃないだろうか。モーフターゲットを取り外すためのREM(removeの略?)データも用意されている。
▲Morphs INJを適用
見た目は変わらない。しかし、パラメータに「モーフ」というのが追加され、ダイアルをいじることで体つきや顔つきを変えることができるのだ。顔は、ゾンビ、鬼、ゴブリン、トロール、オーク、巨人、そして、ついでにスーパーヒーローに変えることが出来る。
体つきも、腹をだぶつかせたり、筋肉を縮めたりしておっさん体型を作ることが可能だ。
▲変な顔に出来る
顔つきが変わるのはいいが、笑わせたり怒らせたりと、表情を変えるパラメータが見当たらない。実は、さらにややこしいことに、「!M3 Expressions INJ」というモーフターゲットを適用しないといけないのだ。
The Freakは、Michael3(略してM3)というフィギュアをベースに作られているため、M3用のモーフターゲットを流用するということらしい。この、!M3 Expressions INJも、The Freak モーフ&マップに付属しているのだ。
▲!M3 Expressions INJのAll Expressionsを適用
そうすると、さらに「smile」だとか、「口を開く」「右目を閉じる」などのパラメータがいじれるようになり、ようやく表情を作ることが出来る。
▲笑っているつもりの顔
FREAKモーフ&マップセット付属品
▲INJファイル。除去用のREMファイルも付属している。
▲テクスチャ適用MATポーズ。ろくな色がないが、テクスチャは意外にも高解像度。
▲Michael3の表情モーフを流用するINJファイル。
これで、顔つきも、体つきも、そして表情も変えられるようになった。そうすると、今度は服を着せてみたくなる。Roaring 20s Gangster set for M3 and the Freakという、ギャング用のスーツセットを購入してみた。
スーツ、シャツ、ネクタイ、蝶ネクタイ、ズボン、靴、帽子、マシンガンが付属している。それぞれ数種類のバリエーションがあって、なかなかの出来だ。特にギャングっぽくない、お金持ちそうなスーツが揃っている。
着せてみると、すごく怖い人になってしまった。
▲スーツを着た怖い人
パラメータを調整すれば、「太ったおっさん」なども作れそうである。Poserのフィギュアはどいつもこいつも主役っぽい美男美女ばかりで、それを引き立てる脇役がいない。
The Freakには、今後、脇役として活躍してもらおうと思う。
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